冷静な観察と、想像力と、情報収集!さわぐちけいすけ 著『人は他人』

 

なんだか、生きにくい
漠然とした生きづらさを抱えているのは、

今という時代を生きる
現代病というやつなのでしょうか。

 

 

 

とりわけ、人との関係。
人間関係がぎくしゃくしだすと、
途端に私たちは生きづらさを感じます

 

ゆうゆう@旅する書評家
もっと、上手く生きる方法はないのかな?

 

わたくし、ゆうゆう(@yuu_uu_
遅ればせながら、このコミックエッセイを読みました。

 

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人はどこまでも「他人」である

 

「自分」と「他人」はちがう生き物。
そんな、一見するとドライな意見が、
マイルドなタッチのイラストによって柔らかく、かつしっかりと描かれています。

生きていくうえで、
ともすると忘れがちになってしまう「大切なこと」

私がこの作品から受け取ったメッセージは、
以下の2つです。

 

  • 伝えたいことと伝わることは、違う
  • 優しくするには「想像力」が要る

 

 

伝えたいことと伝わることは、違う

 

「こう伝わってほしい」と思って伝えた言葉が、
まったく逆の意味でとらえられてしまった時の脱力感。

得てして、
自分の伝えたいことが伝えたいままに伝わるとは限らない

そんな当たり前で大切なことを思い出させてくれます。

 

ゆうゆう@旅する書評家
「お皿の洗い残しがあったよ」という一言だけで、人によっては”注意”ととらえる

 

ただの「指摘」「事実の確認」が、
「あてつけ」「嫌味」「注意」と受け取られることもある。

言葉の使い方には注意しよう、と
心底思わせられるエピソードが
ほかにもたくさん掲載されています。

 

 

優しくするには「想像力」が要る

 

自分ではない他人に、
優しさの感情を向けようとするときに必要な「3つの力」。

 

  • 想像力
  • 情報収集力
  • 観察力

 

ゆうゆう@旅する書評家
作中では「冷静な観察」が重要と描写されています

 

妻が新しいコートを買った。
とても嬉しそうにしている。

妻が「洋服を選ぶこと」そのものに
ストレスを感じる性質であるならば、

良いコートを選びとって購入できた過程を想像して
「良かったね」と言えば喜んでくれる

前もっての情報収集力と、
現在の様子をしっかりと見極める観察力・想像力。

コミュニケーションの齟齬を生まないための、
丁寧なやり取りがとても印象的です。

 

 

他人と自分はちがう生き物、だから面白い

 

時として他人に向けてしまう、あらゆる感情。

 

  • 嫉妬
  • 羨望
  • 苛立ち
  • 憧れ

 

すべてを糧にして、
自分の成長のための養分にできればいいけれど

そうは上手く転ばないのが人間であり、
人生というもの。

表には出したくない感情も、
醜い部分も欠点も、
さらけ出しながら他人とも上手くやっていく。

自分らしく生きていく軸を、
削り出すヒントを提示してくれるコミックエッセイです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2年前に、月残業時間100時間超え超絶ブラック企業から脱出。 書くことを仕事にしたくて奮闘するアラサーです。30歳までに本を出すことが目標! 幼少期に読んだ『ズッコケ3人組』から読書にハマり、それ以来、わたしの友達は活字です。 年間300冊の読書量から、おすすめの本を厳選して紹介します。 好きなジャンル:自己啓発・ビジネス・エッセイ・小説  (ミステリー) 好きな作家:道尾秀介・辻村深月・有川浩・窪美澄・西加奈子・住野よる