汐街コナ 著・ゆうきゆう監修『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』

「でも、先輩や同僚はもっと残業してるから!」
「それでも平気で仕事してるんだから!」

 

今から7年前。
新卒で入社した会社は、某業界にはありがちなブラック企業でした。

月に3~4日休みがあればラッキー、24時間365日拘束され、深夜早朝関わらず顧客からかかってくる電話、
休日でも上司からかかってくる電話にすぐ出なければ怒鳴られ、

朝5時出勤夜22時退社の17時間勤務体制が2週間ノンストップで続き
毎晩金縛りに遭うのが普通。

このレベルのブラック企業は掃いて捨ててリサイクルするほどたくさんあります。

「みんながんばってるからがんばる」
「もっとがんばらないと!」

 

あの頃の私と、いま、『頑張らなきゃ』と思う病気にかかっているあなたに
読んでほしい本があります。

なぜ、死ぬくらいなら会社辞めれば、ができないのか

 

『過労死 自殺』で検索すると、
目も当てられない結果がずらずらと並びます。

精神状態が安定している人は感じるでしょう。
『死んでしまうくらいなら辞めればいいのに』

私にはそうは思えません。
この本の冒頭のエピソードにもあるように、

「今一歩踏み出せば明日は会社に行かなくていい」

何度そう思ったかしれないからです。

私の場合は当時車通勤でしたので、『今この瞬間にブレーキを踏まなければ』
上手いこと死ねるかもしれないという一種の衝動をこらえることに毎日必死でした。

 

会社を辞める、という選択肢自体が見えなくなっている

当時のことを思い返すと、
この苦しい状況から逃れるための選択肢の中に、
『会社を辞める』というもの自体が存在しなかった

何かに阻まれて見えなくなっていたんです。

それが、会社への義理なのか、上司の圧力なのか、
顧客への恩なのか、両親への不甲斐なさなのかは、未だに判断はつきません。

なぜ、会社を辞めることよりも死ぬことが前に来てしまうのか。
それしか見えていない精神状態に陥っているからです

 

世界は広い、あらゆる選択肢があることを知る

会社は辞められるんだ、辞めても生きていけるんだと思えたのは、
インターネット、本、そして、違う環境で生活する大事な友人のおかげです。

新卒で、正社員で、給料も毎月もらえて、ボーナスもあって、
たとえどんなに辛くても、せっかくのお給料を使う暇もないくらいに仕事で毎日が過ぎていっても、

一生この状況を受けいれていかなければ、
なにかに、誰かに、申し訳ないという気がしていました。

療法はただひとつだと思っています。

他にも選択肢は無限にあって、
自分だってそのあらゆる選択肢の中から生き方を選び取る権利があるんだと知ること。

生き方は一つじゃないということを、
インターネット、友人の話、そして、この本で教えてもらいました。

あなたは、周りが見えなくなっていませんか。
誰にも相談できずに苦しんでいませんか。

本に救われた経験がある私がおすすめしたい1冊です。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2年前に、月残業時間100時間超え超絶ブラック企業から脱出。 書くことを仕事にしたくて奮闘するアラサーです。30歳までに本を出すことが目標! 幼少期に読んだ『ズッコケ3人組』から読書にハマり、それ以来、わたしの友達は活字です。 年間300冊の読書量から、おすすめの本を厳選して紹介します。 好きなジャンル:自己啓発・ビジネス・エッセイ・小説  (ミステリー) 好きな作家:道尾秀介・辻村深月・有川浩・窪美澄・西加奈子・住野よる