爆笑確実エッセイ!西 加奈子 著 『この話、続けてもいいですか。』

 

常々気になっていたことがあるんです。
ちょっと聞いてもらってもいいですか。

外国人の、あだ名の付け方ってあるじゃないですか
『デイビッド』さんが『デイブ』になったりするアレです。

アレってなんなんですかね。
エドワードさんをエディって呼んだり、
ベンジャミンさんをベンって呼んだりするのはまだ何となくわかるんですけども。

キャサリンをケイトって呼ぶのは、ん??? だし、
マーガレットをペギーって呼ぶのは最早ちがう人じゃあないですか?

外人によくありがちなあだ名のつけ方は、私をいつも困惑させます。
「ウィリアム・J・ジョンソンだ、スムースと呼んでくれ」って、なんで?
「西加奈子です、真由美と呼んでください」と言っているようなものです。

ゆうゆう@旅する書評家
いやもうまさにその通り

頷きすぎてうなじの辺りを痛めました。

西加奈子さんの『この話、続けてもいいですか。』は、
定価740円なんて安すぎるッッと腹の底から叫びだしたくなるくらいに
超絶面白い爆笑エッセイとなっております。

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爆笑確実!一日に一度は捲りたくなるエッセイ

どうしてこんなに面白いかって、
西さんの関西気質独特の『オチを絶対につけなければ終われない』感が肝なんですよ。

生まれはテヘラン、育ちはカイロと大阪っていう
追随を許さないぶっちぎりに特殊なルーツを経ての熱い文章、
の中にちょっとだけ混じる淡々としたツッコミ。最高です。

西さんの小説ももちろん好きですが、
より人となりというか即物的な感情が生のまま感じられるエッセイがやっぱり好きだなあ、と。

プロレス好きにもおすすめエッセイ集

西さんは無類のプロレス好きでもありまして、
ちょいちょいプロレスやその選手たちの話が混じってきます

知らない人にとっては何のこっちゃなんですけども
(かくいう私もプロレス全く知らない)

知らないけど面白いって本物ですよね

私は「迷わずランバージャックプレートをオーダー」しました。
(中略)やってきました。ラッシャーの掌くらいに分厚いパンケーキが二枚、
海原雄山が怒る不味いトーストが二枚、子猫の死体ほどのオムレツと、
シンのサーベルでも突き刺せないカリカリのベーコン、
駅の隅に落ちているゲロほどの量のふかし芋です。

ね。
知らない人にはまるで伝わってこないけど”量感”はなんとなく、わかるでしょ。

あとここまで美味しくなさそうな食べ物の描写できるのもすごいと思う。

 

「無理」という刺青を右手の甲に彫りたくなりましたが、名言決定

上記の、ランバージャックプレートという代物を目の当たりにしたあとの
西さんの輝かしい名言を紹介して終わりにします。

「無理」という刺青を右手の甲に彫りたくなりましたが

これほど人類の「無理」という感情をあらわにしている描写はないと断言できます。

結局、西さんはランバージャックプレートを食べ終えることが出来たのか?
ぜひとも本書で確認してみてくださいね!!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2年前に、月残業時間100時間超え超絶ブラック企業から脱出。 書くことを仕事にしたくて奮闘するアラサーです。30歳までに本を出すことが目標! 幼少期に読んだ『ズッコケ3人組』から読書にハマり、それ以来、わたしの友達は活字です。 年間300冊の読書量から、おすすめの本を厳選して紹介します。 好きなジャンル:自己啓発・ビジネス・エッセイ・小説  (ミステリー) 好きな作家:道尾秀介・辻村深月・有川浩・窪美澄・西加奈子・住野よる