ジャパネットたかた創業者・髙田明 著 『伝えることから始めよう』

ジャパネットたかた、ときくと、あのテーマソングが聞こえてきますよね。

『ジャ~パネットジャ~パネット~~♫』
『夢のジャパネットたかた~~~~~♫』

何も知らない私たちは、あの声の高い個性的な社長は、
とくに何の苦労や不自由もなく、順風満帆に今までやってきたんだろうなと思ってしまう。

思ってしまいませんか?
あれだけテレビショッピングで名を馳せた会社ですもん。
上手くいく秘訣が何かあるんだと思っちゃいますよね。

伝えることから始めよう』という、髙田社長本人が書かれた書籍を読みました。

そこには、決して順調ではなかった創業の頃の紆余曲折、そして、
社長本人がもっとも大切にしていた”伝えることへのこだわり”が書かれていました。

つねに”今だけ”を生きていた

たまたま家業のカメラ店を継いだことから全ては始まりました。
あの誰もが知っているジャパネットたかたの前身が、1軒のカメラ屋さんだったんですね。

ここまで会社を大きく成長させるまでには、
とても1冊の本には書ききれないくらいの苦労と失敗があったといいます。

勝ち目はないって思うんじゃなくて、できることはないか

私はすっかり忘れていましたけど、
あのジャパネットたかたでも個人情報の流出事件がありましたよね。

特に何の問題もなく成長してきたようにみえる会社も、
無事にここまでこれている背景には語りきれない挫折がある

そんな中でも、髙田社長は最初からあきらめてしまうのではなく、
常に”今”を生きていました。

常に自己更新していくことが大切

読んでいて自然とわきあがってきたのは、
『今に集中できるって才能だよな』という思い。

過去や未来のことを一切考えず、思い煩うことをせず、
今できることだけに一点集中するって、
言葉では簡単に言えますがなかなか一朝一夕にできることではないです。

”今”に集中していたから、要所で起きる問題に対しての解決策が自然とみえていた

この人あっての会社なんだ、としみじみ思いました。

伝わるように伝える

伝わるコミュニケーションの基本は、自分の気持ちに誠実に、自分の言葉で表現すること

こうやって読んでみると、そりゃそうだ、と思われる人もいるかもしれませんね。

でも実際にやってみようとすると、これが意外と難しい。

特に最近はインターネットが普及して、
主にSNSを介してテキストコミュニケーションで終始する場合も増えてきました。

文字だけだと誤解が生まれやすいです
そんな意図で言ったわけではないのに、思ったように受け取ってもらえなかったり。
その逆もしかり。

だからこそ、誰かが言っていた言葉を拝借して自分の意見とするんじゃなくて、
自分の頭で考えた、自分の思考から引っ張り出してきた言葉で、
伝わるように工夫を凝らしながら伝えることが大切

この時代だからこそ知っておきたい、
伝えることに真摯に向き合った1冊です。