はあちゅうさんの知られざる名作『社会人のための恋と仕事の教科書』。
by.Sという情報メディアで連載されていたコラムを集めた1冊です。
訳あって、生活に恋愛要素を一滴たりとも加えていない私ですが、
それでも全力で共感できる一節がふんだんに散りばめられておりました。
中途半端な優しさは要らない
この本のなかで最も刺さった一節。
「手伝えることある?」が優しさとしてとても中途半端な件
いやもうほんと、心の底から同意!
これは自戒も込めて言いますけど、何かしたいっていう気持ちが先走って、
とりあえず「なにか手伝えることあったら言ってね!」って伝えてしまうんですよね。
でもこれ、完全に当事者目線が抜けた言葉。
読みながら、わたし言っちゃってる……気をつけよう……って反省しました。
「『手伝える?』じゃなくてこれはそもそもお前の仕事だし、指示待たないで自分でやることを考えて『これやるね』というのが普通では!!!?」
オンラインサロンに3つ掛け持ちで入っている身からすると、
日々流れていく情報を自分ごととしてとらえられるかってものすごく重要なんですよね。
特に #はあちゅうサロン は、立ち上がるプロジェクトの数も半端ではない。
今月だけでもいくつものイベントが開催されます。
そのすべてに全力でコミットすることは不可能。
けれど、スレの内容をざっと読んでリアクションするのは2分あればできる。
その中から1つか2つ興味のあるものを選んで、協力すればいいんです。
いかに当事者目線でいられるか、自分ごととしてとらえられるか。
サロンを例に挙げましたが、仕事も恋愛も一緒ですよね。
「わたしは関係ないや」ってスルーしちゃったらそこで終わりだし、
挑戦しないから失敗も成功もない。
経験がないから学びにもならないんですよ。
ものすごくもったいない! と読んでいてあらためて思いました。
感謝は仕事も恋愛もすべてを制す
何事も自分ごととして捉えることで、はじめて感謝が生まれる。
他人事としてスルーしていたら感情の生まれる余地がないですよね。
常に感謝の気持ちを感じる心とそれを伝える手間を惜しまない心の余裕を持てる人でありたい
「反応できることって才能だとおもう」と褒めて頂いたことがあります。
学生時代はスルー体質で、これといった経験もできずにもったいない過ごし方をしてしまいました。
なので、成人してからはとくに意識してます。
感謝って、してもらえたら嬉しいじゃないですか。
返報性の法則というものがあって、人は何かをしてもらったらお返ししなくちゃ気が済まないようにできてます。
感謝される前に、感謝する。
それも、時間と心に余裕がないとできないもの。
常に誰かに感謝できるように、
感謝されたらすぐに受け取れるように、
余白を持って生きていきたい。
もしもあなたが、あわただしい日々のなかで立ち止まることを忘れてしまっているのなら、
この1冊が、振りかえるきっかけを与えてくれます。