若い頃から、この歳の重ね方を目指すべき!?佐藤愛子 著『上機嫌の本』

九十歳。何がめでたい』でおなじみの佐藤愛子さんの著書、『上機嫌の本(新装復刊)』を読みました。
いきなり余談ですが、わたしが勤めている会社の社長がさいきんよく本をくれます。
このあいだも、直木賞受賞作の『銀河鉄道の父』をくださって、自分で買おうとおもっていた本だったので嬉しくて小躍りしながらありがたく頂戴しました。遠慮というものを知らない女です。

 

佐藤愛子さんの、淡々とした胆力

 

「敬老の日」なんて空々しい祝日は廃止せよ!

 

みてください、この一言。
いいですよね。こんな歳のとりかたしたいです、わたしも。
愛子さんと比べたら、まだ平均寿命の三分の一も生きていない、まさに小娘のわたしが言うのもおこがましいんですけど、あっけらかんとして、しなやかで、腹が据わっている生きかた。

「敬老の日」なんて要らないとおもっているシニア世代はいるかもしれないけど、
廃止せよ! と言ってのけるシニア世代は愛子さんくらいのものでしょう。
いま、なんとなくシニア世代、なんて書きましたが、この言葉も愛子さんには似合わないなあと思えます。
高齢者? お年寄り? ぜんぶぜんぶ似合わない。やっぱり、愛子さんは愛子さんなんだよなあ

 

「かわいいおばあちゃん」なんてなりたくもない

 

その文章の潔さに、だんだんクラクラとしてきます。かっこよすぎます、愛子さん。
80歳~90歳のおばあちゃんと聞くと、若いころどんなに気の強かった女性でも、
かわいらしく丸まったおばあちゃんになるだろうなあと想像してしまいますよね。

ところがどっこい、この佐藤愛子さんだけは、世間がつくりだした勝手なイメージをぶち破ります!

なに? 可愛いおばあちゃん? チェッ!

 

そんなものになりたくもなし、なれっこもない

 

何もしゃべらず、黙ってニコニコしていればいい、ということらしい。
ということは私なんぞはボケる以外に方法なしだ。

 

この胆力。今のうちからこの歳のとりかたを目指すべきですね。
せいきん切実に思うことなんですが、じぶんの頭で考えたことを、きちんとじぶんの意見として言い切る意志のつよさを忘れてはなりません。
言葉のちからというものを考慮しつつ、つかうべき時に適切につかえるじぶんでいなければならない。

ああ、こういう風に生きたい。
かわいいおばあちゃんじゃなくていい。いくつ歳を重ねても、軸のぶれないかっこいいおばあちゃんになりたい!

 

 

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2年前に、月残業時間100時間超え超絶ブラック企業から脱出。 書くことを仕事にしたくて奮闘するアラサーです。30歳までに本を出すことが目標! 幼少期に読んだ『ズッコケ3人組』から読書にハマり、それ以来、わたしの友達は活字です。 年間300冊の読書量から、おすすめの本を厳選して紹介します。 好きなジャンル:自己啓発・ビジネス・エッセイ・小説  (ミステリー) 好きな作家:道尾秀介・辻村深月・有川浩・窪美澄・西加奈子・住野よる