【5月企画/名言特集】実写映画化決定! 宮下奈都 著 『羊と鋼の森』

5月企画は【名言特集】!
第1弾めは、宮下奈都さんの『羊と鋼の森 (文春文庫)』からピックアップします。

山崎賢人さん主演で実写映画化も決まったこちらの作品。
ピアノの調律師をめざす青年の成長譚です。

 

名言①:才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか

 

才能」という言葉に苦しめられている人は多いですよね。
私も、すでに小中学生の頃には、自分には華々しい才能はないのだと自然と気づかされていました。
これは、私にとっては救いの言葉です。

好きなものをただ実直に好きでいれば、それをアピールし続けていれば、才能だと認めてくれる人はいる。
誰よりもこれが好きだ! 負けない! という好きの強さだけで勝ちに行く。
そこに優劣の差はないんですよね。

好きで居続けられることが”才能”

本当に自分はこれが好きなのか?
人に対しても物に対しても行為に対しても、
自分の気持ちを自分で疑ってしまうこと以上に辛いものはありません。

それでも、信じ続けるしかない。
信じて、好きで居続けるしかない。
自分との対話を怠らないこと。

「私はこれが好きなんだよね?」
「うん」

そう即答できる自分でいるために、出来ることはすべてやりたい。
そうやって生きている自分のことを、だれよりも私が認めてあげたい。

 

名言②:努力しようと思ってする努力は、元を取ろうとするから小さく収まってしまう

 

こちらも、目にした瞬間にガツンときた一文。
元を取ろうとする」。頑張ったぶんだけの対価を無意識に求めてしまう。

過去を振りかえらずにはいられませんでした。
私がいままで生きてきたなかで努力してきたこと、注力してきたこと、
一切の見返りを求めずに純粋な「好き」だけで続けてきたことってあったかな、って

書くことを仕事にしたい、と繰りかえし言うようになりました。
一度あきらめた夢を、見て見ぬふりして置いておいた憧れを、もう一度ハコから出してきて、
目の前に掲げて眺めて過ごすようになりました。

好きを見直す名言連発、自分の中の才能を再発見する『羊と鋼の森』

書くことを仕事にするためにしてきた努力、これから続けていく努力に対して、
私は見返りを求めているんじゃないか。
この先、10年経っても20年経ってもこの夢は叶わないぞと、もし決まっていたとしたら、
私は書くことをやめるんじゃないか。

それって、好きじゃないってことじゃないか。

この一文だけを咀嚼するのに、時間と労力をとてつもなく消費しました。
いつか、元を取る気なんてない、見返りを求めない純粋な「好き」だけの努力を続けていきたい。

いや、努力を努力とも思わない、意識しないくらいに「好き」を高めていきたい。
そのために、書き続けていきたいと思っています。

 

ABOUTこの記事をかいた人

2年前に、月残業時間100時間超え超絶ブラック企業から脱出。 書くことを仕事にしたくて奮闘するアラサーです。30歳までに本を出すことが目標! 幼少期に読んだ『ズッコケ3人組』から読書にハマり、それ以来、わたしの友達は活字です。 年間300冊の読書量から、おすすめの本を厳選して紹介します。 好きなジャンル:自己啓発・ビジネス・エッセイ・小説  (ミステリー) 好きな作家:道尾秀介・辻村深月・有川浩・窪美澄・西加奈子・住野よる
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