時代の寵児は嫌われ者。キンコン西野『革命のファンファーレ』を読んでみた

 

 

突然ですが、私はブラック企業に6年間勤めていました。

当時は「ブラック企業に勤めている」っていう自覚は一切なく、
いそがしく働きまわる自分のことを、どこか誇りにも感じていたんですよね。
頑張ってる自分すごい! えらい! とハイになっていました。

休みがない代わりに給料はハチャメチャに良かったです。
使う暇なんてないから預金通帳に積み重なっていくばかりだったんですけど、
増えていく数字をみているだけで幸せだった。

ここまで身を粉にして這いずりまわるように毎日働いている自分の価値を数値化してくれている装置=預金通帳でした。
私にとっては。

 

私はお金の奴隷だった

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告」を読みました。

いまの私は、いわゆる“洗脳”が解かれた状態です。

お金よりも時間が大切だっていう自分の価値観を大切にすることもできる。
自分なりの丁度いいバランスで働いて休むこともできる。

私にとっての革命は、あのブラック企業を辞めた瞬間に起きていたはずだったんですが、
あれから数年経って読んだこの本が、また新しい改革を私のなかに起こしてくれました。

 

奪い合うからお金が発生するのだ。(中略)奪い合いがなければ、お金は発生しようがない。
そんな無限の土地があるだろうか?
ある。インターネットの世界だ。

 

私は「お金の奴隷」だった。
お金のために働いていた。
お金のために生きていた。
働く=お金に直結していた。

 

お金がなければ不幸せ行きに直行すると信じていた。

ブラック企業を抜け出したいまも、このあたりのマインドはまったく解かれていなくて、
お金がない、お金がない」が口癖。

 

あの会社、給料だけはマジで良かったから、戻りたいなって思うこともたまにあったりして。

心の奥底ではいまだに「社畜精神」が抜けていなかったんですよね。

 

 

世界の見方がガラリと変わる

 

「革命のファンファーレ」は、世界の見方をガラリと変えてくれます。

こう言ったらすごく大げさかもしれないし、西野信者って思われたらそれまでだし、
届く方だけに届いてくれればいいと割り切って考えています。でもこの本すごいよ。

“キンコン西野”ってみると「あのちょっと気難しい人でしょ」っていうイメージが私にもありました。
最近、芸人なのに絵本つくったり、芸人なのにイジられるの嫌がって収録途中に帰ったりする人でしょって。

 

どうしてこの「革命のファンファーレ」を手に取ったのか。
きっかけはめちゃくちゃ売れていたからです。

 

ネットでもすごく話題になっていたし、書店のビジネス書棚に行くといつも平積みになっていて、赤い表紙がめちゃくちゃ目立つし。
どうせよくあるビジネス書の焼き直しでしょ、くらいに考えて買うつもりなんか最初は全然なかった。
けど、ある日とうとう我慢できなくなってレジに持っていっちゃったんです。

 

この本を「良い!」って絶賛する声があることも知っていたから、中身を確認したい欲求をおさえることが出来なくなったんです。

 

 

読むと、なにか行動を起こしたくなります。
自分という存在をフルで活用しないと生きる意味ないじゃん、と思います。
これまでの常識とこれからの常識は違うと確信します。

インターネット主流社会です。廃れていく職と、これから新たに作りあげていく職がある。
沈没船を見極めて、生き残る道を自分で探しださなくちゃならない。

誰かが与えてくれるのを受け身で待っているだけでは乗り遅れます。

キミの人生の決定を、他人や環境や時代に委ねるな。
キミの人生はキミが決定しろ。(中略)
キミはまもなくこの本を読み終える。
さあ、何をする?

 

この本の最後の一文まで読み終えてください。体中に沁み込ませてください。
革命のファンファーレが鳴り響きます。

 

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    2年前に、月残業時間100時間超え超絶ブラック企業から脱出。 書くことを仕事にしたくて奮闘するアラサーです。30歳までに本を出すことが目標! 幼少期に読んだ『ズッコケ3人組』から読書にハマり、それ以来、わたしの友達は活字です。 年間300冊の読書量から、おすすめの本を厳選して紹介します。 好きなジャンル:自己啓発・ビジネス・エッセイ・小説  (ミステリー) 好きな作家:道尾秀介・辻村深月・有川浩・窪美澄・西加奈子・住野よる