はあちゅう・村上萌 著『小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法』

初めてはあちゅうさんの本を手に取ったのが、この作品でした。
正直いって、はあちゅうさんのことも、村上萌さんのこともまったく存じ上げなかった。ただただ、このタイトルに興味をひかれて、普段はものを買うのにその場で30分以上は熟考する私ですが、即決でレジへ。

はあちゅうさん・村上萌さんの共著である、この『小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法』。

書くことを仕事にしたくて、ひたすら書きつづけてきたこれまでの人生で、
私に足りなかったのは”野心を燃やす”という意識かもしれない。
いまや誰もが知る有名人で、彼女たちを目標にして日々がんばっている女性たちも多いですが、
そんなふたりにも長く低迷していた時期があったんだな……と感じられるこちらの本はまちがいなく良書です。

 

「人生」を変えるための一歩

 

旅に出たらその瞬間に非日常に取り込まれますよね。
いつもと違う景色、いつもと違う食べ物、いつもと違うベッドや布団、いつもと違う時間の速度。
それが海外だったらなおさらです。聞こえてくる言語も違う。いままでの自分は偽りのもので、旅をしている自由な自分が本当の私! とテンション上がるはずです。
(私は海外旅行の経験はなく、パスポートさえ持っていない人間ですが)

 

世界一周しても、自分の人生は変わらない

 

実際に、ブログで呼びかけて資金をあつめ、世界一周を果たしてしまったはあちゅうさんのこの言葉。世界一周を経験した一握りの方しか言えない言葉です。だからこそ、説得力があります。
世界へ飛び出しても、人生って変わらない。
じゃあ、「人生」を変えるには、「自分」を変えるには、どうしたらいいのか?

日本にいることも、海外へ出ることも、何かを変えるということには繋がらない。
ずっと国内にとどまっている人にだってグローバルな視点を持っている方はたくさんいるし、どちらが悪かという議論はなにも生みません。

行動を起こしたあと、なにに活かしていくのか?

これに尽きます。
旅行へ行って価値観が変わった気がした、それだけで終わってしまったら何も変わらない。
行動を起こす前の状態に戻って終わりです。
そこからどうするのか? なにをしていくのか?
行動の先にはかならずアウトプットがないと、ただ動きまわっているだけの人になってしまいます。

 

自分の人生は自分でうごかす

 

この間、久々に会う友人と食事に行きました。
高校時代から仲が良く、時たま都合をあわせて会っていたのですが、お互い社会人になってからというもの、日々の忙しさに追われついつい疎遠に。

当時はなにに対しても文句ばかり。
あの先生の授業がかったるい」だの、「バイト行きたくない自給安すぎ」だの、口を開けば愚痴しか出てこなくて、でも、言い合うその時間が楽しいと感じていました。

数年ぶりに顔を合わせるお友達、いったいどんな話をふってくるのかしら、と思っていたら。
会った瞬間に、出るわ出るわ仕事や職場に対する不平不満!
ああ、この子なにも変えられてないのかもしれない、と感じてひたすらに切なくなりました。

 

このまま社会のお客様でいてはいけない

 

村上萌さんが、父親に言われたという言葉がよみがえりました。
私たちはお客様ではない。少なくとも、自分の人生においては。
能動的でなければ、悩みがあるなら自ら解決する動きをみせねば、誰かが代わりに世話を請け負ってくれるわけではない。
こういう事実は、出会うべき人や本に出会わない限りは知ることのできないもの。

私はこの本に出会えていたから、幸せものなのだと感じました。
次にあの子に会ったときは、そっとおすすめしてあげようとおもった昼下がり。

 

ABOUTこの記事をかいた人

2年前に、月残業時間100時間超え超絶ブラック企業から脱出。 書くことを仕事にしたくて奮闘するアラサーです。30歳までに本を出すことが目標! 幼少期に読んだ『ズッコケ3人組』から読書にハマり、それ以来、わたしの友達は活字です。 年間300冊の読書量から、おすすめの本を厳選して紹介します。 好きなジャンル:自己啓発・ビジネス・エッセイ・小説  (ミステリー) 好きな作家:道尾秀介・辻村深月・有川浩・窪美澄・西加奈子・住野よる
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