安田正 著の『超一流の雑談力』を紹介します。
ビジネストーク力を上げたい人にオススメの一冊です。

私、けっこう人見知りします…!
初対面の人との雑談タイムで、何を話そうかと毎回悩みます。会社のエレベーターで乗り合わせた人とのちょっとした会話が思いつかなくて、無言のまま降りることもしばしば…。
そんな状況を何とかしたくて、会話力を学ぶため本書を読みました。読んでわかったのは、ほとんどの人はもともと人見知りだということ。
会話の得意な人とそうでない人との違いは、場数と経験によるところが大きいようです。
コミュニケーションの上手さは性格や素質もありますが、トレーニングで鍛えることができる。足りないのは、会話の正しい知識と経験。もう人見知りだから、なんて言ってられない…!
会話のゴールを決めておく
伝えたいことは何か、何を引き出したいのか、何のために会話をしているのか。「結論」ありきで展開していくと、話も広がりやすくなります。
雑談時にどんどん会話の方向性がずれて、最後には話すことがなくなってしまうなんてこと、ないですか?
「この雑談でこれを知りたい」という「目的」を決めると、とたんに方向が定まって会話が広がります。
私も取り入れてみましたが、目的を軸に会話が進められるし、ある程度相手の反応を予測できるので、次の質問も出てきやすくなります。
相手に実益のある話をする
人が聞きたいのは、雑学よりも実益のある話。
これはブログやSNSでも同じですが、実益のある話をしてくれる人には関心を持ちますし、それが信頼にもつながります。
日頃からアンテナを張って情報を集めることが大事で、さらに相手が何に興味を持っているかを見極める力も必要です。難易度は高いですが、日頃の努力とトレーニングで身につけることができる力です。
相手が「それ気になるなぁ、教えてほしいなぁ」という話をすれば雑談は盛り上がります。
もちろんプライベートでも使えますが、特にビジネス上でのコミュニケーション能力を高めたい人には読んでいただきたいです。
上手なコミュニケーションには大きなメリットがあります。それに会話の力を上げることは、話す相手に敬意を払うことにもつながります。
とはいえ、すぐに身につくものではなくトレーニングを繰り返さないと上達しません。本書で学んだことをどんどん実践していきます!