次は、きみの話だ。重松 清 著『きみの友だち』

はじめに

どうしても、あなたに読んでほしい物語があります。

小学生、中学生を経験してきた あなたに。

わたしが中学生のときに出逢い、
何冊も買っては、人にプレゼントしてきた1冊です。

どうか、この思いが届きますように。

シオリ(@shio_bookmarker)

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あらすじ

事故で足が不自由になってしまった恵美ちゃんと、
病気がちな由香ちゃん。
そして2人をとりまく、個性豊かな 友だち という存在 。

突然現れたデキる転校生が気に食わない人気者、
クラス中の笑いを取る八方美人、
弱虫な同級生とひねくれた先輩。

彼らを通して、
友だちの本当の意味を探す。

連作長編の物語。

あの頃抱えていた、もどかしい気持ち

この作品は、それぞれの主人公のそれぞれの時間が切り取られています。

その時々に抱いていた、なんともいえない思い。
あなたが経験してきたであろうことも、
丁寧に、ていねいに、綴られています。

あのときは表現できなかったもやもや、
つっかかったまま忘れてしまった感情、
懐かしく、少しすっぱいような思い出がふわっと戻ってくることでしょう。

それぞれの抱える想いに触れたとき、
心に優しい明かりが灯ります。

どうしようもないやつも、そのまま主人公

登場人物に、ひねくれた先輩がでてきます。
彼の名前は佐藤くん。

先輩風を吹かせて後輩につっかかったりする、
嫌でやっかいな先輩なんです。

でも、わたしは彼が大好き。
とても愛らしい姿を見せてくれるのです。

小説では、どうしようもないやつでも実はいいやつでした!
みたいなことがありがちですが、
今作ではそのまま語られていきます。

それでもとても愛おしい佐藤先輩。
ぜひ、あなたに会っていただきたい1人です。

これはあなたの物語

物語の主役をつとめるなんて夢にも思ってないはずの、きみ。

そう、あなた。
この本は、時間を割いてこの記事を読んでくれている、あなたの物語です。

”ああ、こんな子いるよね”
”これあの人のことじゃん!”が、何度も訪れる今作。

小説の醍醐味は、感じること にあると私は思っています。
この作品を通して感じることのできるさまざまな感情を
どうしてもあなたに、感じていただきたいです。

何冊も買い、人に渡し、
私自身、何度も泣いて何度も救われてきた今作を
次はあなたに、お届けします。

私の友だちに、会ってみてください。

あなたにとって、友だちとはどういう存在ですか?

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