【特集/食欲の秋】「そいつが食った物、それがその人物の全てって訳さ」小川 糸 著『サーカスの夜に』

 

こんにちは、食への執着がすごいシオリ(@shio_bookmarker)です。
なにがなんでも3食食べる、しかもお腹いっぱいに!がモットー。

肌寒くなってきて、温かいご飯がよりいっそう
愛おしくなってきました。そしてやっぱり、秋は美味しい!

そんなこの季節にぴったりな、
食べ物が印象的で、暖かい物語をご用意致しました。

どうぞ最後の一文字まで、お楽しみください。

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あらすじ

10歳の体からもう大きくなることがない13歳の少年は
自分の居場所を求め、サーカスに飛び込んだ。

空飛ぶペンギンに、元男性の美人綱渡り師。
残り物の食材をとってもおいしい料理に変えてしまうコック。
涙を描いたピエロやいくつもの卵を操るジャグラー。

少年は個性的な団員たちに囲まれて、自分の居場所を見つけていく。

ありのままの自分を生きる、力をくれる物語。

キャビア、トリッパ、クスクスにナットー

このサーカスではデビュー時に、
自分に名前をつけるのがルールなんです。
それも自分のソウルフードを名前にするんですよね。

そいつが食った物、それがその人物のすべてって訳さ

これ、風船のようなお腹をしたコックの口癖!
腕はフランスパンのようで、大きな体全体から
いかにも美味しいものを生み出しそうな雰囲気が出ているそう。

”食べたものがその人のすべて。”
私はこの言葉に妙に納得してしまって。
私に名前をつけるなら”ライス”かな?なんて思っちゃいました。
(白いご飯がなによりも好き)

今ある食材とその日の気候に合わせて
みんなのご飯をコックが作ってくれます。

ソーセージがたっぷりはいったポトフ、
寒い日の夜には、オニオングラタンスープ。
みんなが元気のない日にはデザートだって出してくれちゃう。
こんなコックさん、自分のチームに居てくれたらいいな〜なんて
本気で思っちゃったりして。

このコックの料理を食べて、
団員たちは日々芸を磨いていきます。

ありのままの自分を自由に生きるために。

小さな体に閉じ込められた、大きな心

心は自由だ。どこにでも行ける。
僕の心は、いつだって自由なんだ。

 

身体や頭に縛られて、身動きがとれないことがありませんか?
私もあります。そんなとき、いつも心は置いてけぼり。

でも少年は、いつも自分の心と一緒に居ます。

心の赴くままに、その言葉を信じれば
きっと自分の居場所は見つけられるんだって
少年に教わった気がします。

彼は小さな体で、自分の進む道を作っていく。
とても強くて、優しい少年です。

ありのままの自分を生きる

悩んだり、喜んだり、恋をしたり、
たまには体のことで打ちひしがれたり。

少年はサーカスの中で様々な人と出会い
さまざまなことを体験して、ひとつ大人になりました。

そして、デビューの日を迎えます。
少年は自分にどんな名前をつけるのでしょう、
そしてどんな夢を、わたしたちに見せてくれるのでしょうか。

自分のすべてを受け入れて、ステージに立つ少年。

感動の舞台を、暖かいトマトスープをお供に
この秋、あなたをご招待します。

忘れていました、このサーカスの名前。
レインボーサーカスっていうんですよ。

雨上がりの空にかかる虹を、一緒に見に行きませんか?

 

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