小松成美 著『M 愛すべき人がいて』

巷で話題沸騰のこの1冊。私もその存在は知っていたもののなかなか手に取る勇気そして読み始める勇気が持てませんでした。

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なぜなら私は浜崎あゆみさんの大大大ファンなのです・・・・!!!!

TO BEからのCDは全部持っているし、2010年から毎年ツアーにも足を運んでいる。私の人生、あゆを知らない人生よりもあゆを聴いていた人生の方が長くなってしまい、あゆ無しでは生きていけません。

この本ではなんとあゆの過去が描かれている、そしてあの名曲の誕生秘話も描かれていると聞き、見たいような見たくないような、知りたいような知りたくないような、そんな不思議な葛藤と戦うこと約1ヶ月。ようやく手に取りました。

あまりに愛が深過ぎてちょっと歪んだ書評(私がこの本はこうであってほしい議論)になるかも知れませんが、ご了承くださいませ・・・。

どんな本?

この本は小松成美さんというノンフィクション作家が書かれた事実に基づくフィクション、小説です。

これまでに小松成美さんが執筆された本を拝見してみると、中田英寿さんやイチローさん、YOSHIKIさん、白鵬さんなどが挙げられ多くの著名人のフィクションを書かれているみたいです。

あらすじをざっくり言うと、濱崎歩という1人の少女が浜崎あゆみという大スターになっていくまでの奇跡とその成功の影に隠された立役者と恋愛との話。

過去に華原朋美さんも同じように自伝的小説を出されています。

2001年からプチセブンで連載された漫画『SHOWBIZ』を単行本化したものであり、『17歳の女子高生(華原朋美さん)が音楽プロデューサー(小室さん)と出会い、スターへの道を歩み始めるストーリー。小室さんへの恋心と嫉妬心で心がいっぱいになりながらも、最終的には恋愛より歌手の道を選ぶ』というストーリーです。

私はこのSHOWBIZをリアルタイムで読んでいたのでこのMを読んで「ほぼ内容、同じじゃん・・・」と感じてしまいました。

ストーリーはありきたりで、次の展開を予想して「ほら、やっぱりそうなるよね」という平坦なものですが、このMがここまで人気になるのはやはり主人公である『浜崎あゆみ』の圧倒的カリスマ性にあるのでは?と感じています。

『浜崎あゆみ』と聞いて「知らない」と答える女性はいないくらいの知名度を誇る彼女。そんな彼女がどのようにして生まれたのか、あの絶大なる人気の裏側を見たい!知りたい!と思っている人がこんなにも多くいるのかと驚きしました。

https://www.instagram.com/p/BzIcyvlBnpu/?utm_source=ig_web_copy_link

 

あらすじ

物語の舞台は1994年、浜崎がまだ17歳の頃に遡ります。

渋谷にできた日本最大のクラブで浜崎とこの物語のもう1人の主人公であり、エイベックスの当時専務であった松浦が出会うところから物語はスタートします。

クラブのVIPルームで少ない会話を交わした所から浜崎の人生は大きく変わり始めることに。

その他大勢の群衆の中から原石のように導き出し、夢と希望を見せてくれた専務に対し義理と尊敬の念を抱いていた浜崎ですが、次第とその気持ちが愛情に変わっていることに気づいたのです。

暴露本と呼ばれ、人気を博す理由

1人の少女が天才プロデューサーにその才能を見出されシンデレラのようにスターへの道を歩む。

尊敬が愛情に代わり天才プロデューサーと恋に落ちるも、2人は次第にすれ違い破局。

最終的に恋愛よりも歌手として夢を描き続ける道を選ぶ、という一見誰にでも想像し得るようなベタな展開でストーリーは進んで行きます。

途中物語が曲がり角を迎える度に、これまでにリリースされた浜崎の曲の歌詞が登場し、ヒット曲の誕生秘話や隠されたメッセージを知ることが出来るのもこの本が人気になっている理由の1つだと思います。

メロディ抜きで浜崎の歌詞を詩のように朗読してみると、言葉の意味にまた違った感情が吹き込まれるような気がします。

音楽雑誌や音楽番組のレビューなどで女性の気持ちを表現している、若い女性の代名詞と人々に称された浜崎が実際に感じ思っていたことが何なのか、その答えがこの本にあります。

真実はどこにある?

しかしながら冒頭に述べたようにこの本はあくまでもフィクションであり、小説なのです。

浜崎自身もこの本のエンドロールに

「一体どの部分がリアルでどの部分をファンタジーだと感じているんだろう。もちろん答えあわせなどをするつもりは無いし、真実は当人達だけが解っていれば良い事だと思っている。」

とのメッセージを残しています。

読んでいると全てが実在したことのように感じてしまいますが、ファンタジーである部分があるのもまた事実。

この部分は事実であって欲しい、この箇所はファンタジーであって欲しいなどと読む人によってこの本から感じられる印象は様々なものになると思います。

しかし、それこそが浜崎が生んだ曲が多くの人の心を魅了し、その曲の歌詞に励まされ共に生きてきた証なのではないでしょうか。

https://www.instagram.com/p/BlQJ5BjBuFh/

この本に描かれた名曲たち

aeternal
A song for xx
Daybreak
TO BE
poker face
Trust
Depend on you
appears
vogue
Faraway
SEASONS
M

SEASONSは浜崎の代名詞ともなる1曲です。

彼女の顔とも言える曲が彼女の失恋という大きな傷から生まれたとはなかなか皮肉ですね・・・。

ABOUTこの記事をかいた人

わたほん編集者。子どもの頃から本が好き。日々の忙しさに負けて本から離れた時期もあったけれど、結局本に癒され、本に励まされ、本からたくさんのことを学び、立ち上がってきました。私である意味を、存在する意義を与えて教えてくれるのは本。軽めの本やビジネス本を好んで読みます。
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