【さくらももこさん追悼特集】さくらももこ 著『さくらめーる』

こんにちわ、さっちーです!!

お盆明けのだらんとした昼下がりに突如流れてきた訃報。

さくらももこさん死去。享年53歳。

あまりにも若すぎる旅立ちに驚きを隠せなかったのは私だけではないと思います。

今回の書評はさくらももこさんの生前のご活躍を称え、

さくらめーるをご紹介させて頂きます。

わたほんメンバーによるさくらももこ先生追悼特集はこちらへ

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どんな本?

この本は2002年7月から2003年の9月にiモードサイト@さくらももこに掲載された
読者からの質問と、それに対するさくらももこ先生からのお返事をまとめたもの。

質問のじゃんるは大きく分けて
恋愛・結婚についての質問作品についての質問その他のいろいろな質問の3つ。

作品についての質問が多い印象。

読者からの質問を見ていると「さくらももこさんの作品に、こんな作品があったのか!」
と数珠つなぎに知ることが出来ます。

どのお悩みにも真摯に、時にクスッと笑わせ脱力させてくれる、
等身大のさくらももこ先生のありがたいお言葉たちが詰まった1冊です。

さくらももこ先生について

さくらももこ先生は1965年静岡県に生まれた漫画家、作家さんです。

ご自身の少女時代を描いた「ちびまるこちゃん」はあまりにも有名である。
他にも有名な作品として『もものかんづめ』や『さるのこしかけ』『たいのおかしら』
のエッセイが挙げられます。

日本人なら誰しもが一度、さくらももこ先生の絵やちびまるこちゃんを
目にしたことがあるのではないでしょうか?

そんな国民的なキャラクラーの産みの親がさくらももこ先生です。

さっちーの心に響いたももこ先生のお悩み回答

自分自身への愛は誰しもが深い

Q.自分のおならや排泄物は臭いと思っても不快な程ではないのに、どうして他人のものはものすごく不快に感じるのでしょうか?

A.みんなそうだと思いますよ。それだけ、自分への愛は誰もが深いということです。

さっちーが思わず唸ったのはこの読者さんの質問内容です。

普段、こんなこと考えないですよね??笑
ここを深く掘り下げて考えようと思った読者さんがまずすごい。

そしてももこ先生の回答もまた深く頷けるものでした。

我々は自分の身から出たものに対してまで無意識のうちに愛着をもっているんですね。

なんでも真面目に考えることが大切

Q.私は受験生で自分に負けない流れさない強さが欲しいです。強くなるにはどんなことを気にしていけばいいですか?

A.つらいことをひとつひとつがんばってゆけば少しづつしっかりしていきますよ。

なんでも真面目に考えることが大切としか言いようがありません。

なるべく明るい方向で考えてゆくことも大切です。

うまくいってもいかなくても、結果をきにしすぎて先に進まないというのもどうかと思うので、次にどうするかということを常にだいたい考えておくのも、けっこう大事です。

私も10代の頃、流されないことが強い人の条件だと思っていました。

なにがあっても強く芯は太く。が立派な人間だと。

でも、今この年齢になって思うのは「流される勇気、流れに身を任せられる勇気」も同時に強い人には必要だということ。

いくら抗っても自分の感情や環境には歯向かえません。

置かれた環境でどう前向きに考えられるかが大事なんだなと改めて教わった回答です。

適当に力を抜きながらがんばりましょう

Q.さくらさんて要所要所でうまく肩の力が抜けてて凄いッスね。

A.どうもありがとう。私は気楽ということを健康と共に重視しているので、忙しくてもストレスがたまらないようにバランスがとれている気ががします。

みなさんも適当に力を抜きながらがんばりましょう。

さくらももこ先生ほど売れっ子になるとさぞかし毎日忙しいのかと思いきや、当の本人はのんびりしている。

そんな情景が浮かぶやりとりですね。

頑張る時も必要だけれども、それと同時に自分を労わる時間も必要。

自分の健康な状態、ベストな状態を維持する方法を試行錯誤しながら探し、実践しているももこ先生からの忙しすぎて、自分を犠牲にしてしまっている我々に対してのコメントのような気がします。

おわりに

さくらめーるには学生の受験や友達関係の悩み、OLさんの職場関係の悩み、ママさんたちの子育てに関する悩みなど、数多くの(主に女性かな?)お悩みが寄せられています。

悩むとは「今をよりよくする為に努力すること」だとさっちーは考えています。

今も昔も悩んでいることはだいたい同じなんだなとこの本を読んで思いました。

古今東西変わらぬ様々な悩みを優しく聞いてくれるももこ先生。

まるであのまるちゃんの家の縁側でお茶を飲みながらお話しをしているような気分になります。

道に迷ってしまった時、そっとこの本を開いてみましょう。

きっと側にももこ先生が居てくれるような、そんな気持ちを味わえると思います。

 

改めてさくらももこ先生のご冥福をお祈り申し上げます。

素敵な作品をありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

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わたほん編集者。子どもの頃から本が好き。日々の忙しさに負けて本から離れた時期もあったけれど、結局本に癒され、本に励まされ、本からたくさんのことを学び、立ち上がってきました。私である意味を、存在する意義を与えて問いを投げかけてくれるのは本。