「結婚と仕事」女性の生き方を考える小説。 唯川恵著『永遠の途中』
直木賞受賞作家 唯川恵さんの『永遠の途中』は、対照的な女性二人の人生を、20代・30代・40代・50代・60代と追っていくストーリーです。 主人公は、結婚して二児の母になった薫(かおる)と、独身でキャリアの道に進んだ乃梨…
直木賞受賞作家 唯川恵さんの『永遠の途中』は、対照的な女性二人の人生を、20代・30代・40代・50代・60代と追っていくストーリーです。 主人公は、結婚して二児の母になった薫(かおる)と、独身でキャリアの道に進んだ乃梨…
毎日生きることに必死だと、どうしても疲れる。そんなときに、わたしは本に頼ることにしている。今回は、フッと肩の力が抜けるような小説を紹介したい。 森絵都著『架空の球を追う (文春文庫)』である。 あくまで主観だが、森絵都さ…
「意識高い系」っていう言葉、あんまり好きではないんです。 はあちゅうさんをはじめ、ホリエモンやキンコン西野さんの本を読んでいると、 少なからず「意識高い系だな」と判断されている空気を感じてしまいます。 ここで改めて言いた…
『かがみの孤城』で2018年の本屋大賞を受賞した辻村深月さんの、『青空と逃げる (単行本)』を読んだ。 この作品を読むにあたって 大好きな辻村作品。 高校2年生のときにその名を知り、著作を一気に読んでハマり、そこから今日…
こざわたまこさんの『負け逃げ (新潮文庫)』を読んだ。 知ったきっかけはTwitter。 そして「女による女のためのR-18文学賞」の読者賞受賞作品と聞き、興味を持った。 そして帯では好きな作家が2人、絶賛している。気に…
以前、図書館で借りて読んだ本が、今年1月に文庫化されたと聞き、早速購入。 原田マハ 著『奇跡の人 The Miracle Worker (双葉文庫)』を再読した。 日本版ヘレン・ケラーと、その舞台・津軽 三重苦の少女と女…
第15回宝島社の「このミステリーがすごい!」大賞の最終選考に残り、惜しくも大賞は逃したものの、作品にしたいと作品に与えられる「隠し玉」となったこの作品。その名も『スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞…
「人生のレール」みたいなものが、この世にはずっとあると思って生きてきました。 義務教育を終えて、 いい大学やいい会社に入り、 結婚して家族をつくって、家や車を買って、 定年まで同じ会社でつとめあげて…… っ…
石田衣良著、『娼年』『逝年』『爽年』の、シリーズ3作品を読んだ。 本作を手に取ったきっかけ 石田衣良作品は、特に恋愛短編小説が好きで数冊読んでいるが、この『娼年』シリーズは、なかなか手を伸ばせなかった。 多…
ゆうこすこと菅本裕子さんの、SNS発信力を極めるための本。 実は、この本を手に取るのを、ずっとためらっていました。 SNSで夢を叶えるっていっても、ゆうこすは元々アイドルだったっていうアドバンテージがあるか…