わたしの読書術 山口周 著『読書を仕事につなげる技術』

こんにちは。ミズエ(@osoranokanaatahe)です。

今回は、山口周さんの

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

という本の中から、読書の技術についてご紹介させていただきます。

わたしの読書法は山口周さんと平野啓一郎さんの本から、影響を受けています。

平野啓一郎さんの提唱する読書は「スロー・リーディング」です。

それについては、先日紹介しましたので、興味のある方はそちらの記事を読んでいただければと思います。

今、なぜ、スロー・リーディングが求められるのか? 平野啓一郎 著『本の読み方 スロー・リーディングの実践』

著者|山口周氏について

1970年東京生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、BCG等で戦略策定、文化政策立案、組織開発などに従事。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。著書の「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」は2018年度ビジネス書大賞準大賞。神奈川県葉山町に在住。

引用先 Twitter

読書は「株式投資」と考える

ことわざで「Time is money (時は金なり)」という言葉があります。

山口さんは、本書の中で、

読書という行為は、自分の時間といくばくかのお金を投資することで人生における豊かさを回収するという投資行為です。

と述べています。

カギとなるのは、投入する時間と得られる豊かさのバランス。

これ以上時間を投入しても、追加で得られる豊かさは増えないと判断された時点で、その本と付き合うのは終わりにしましょう、とも山口さんは言っています。

具体的には、わたしの例ですが、今読んでいる本が

・面白いと感じない

・知識不足で、本の内容を理解できない

・面白いけど、今はこれを読みたい気分ではない

と感じるときは、その本を読むのを止めるようになりました。

現時点で面白いと感じないのであれば、なかなか集中力も続きません。

貴重な時間をその本を今読むためにかけるのは、もったいない。

ですので、面白いと心から感じる本を探します。

読むための知識が足りなくて、本の内容を理解できないようであれば、急がばまわれです。

別の本を読んで、必要な知識が得られてから、その本を読むと、よく理解できるかもしれません。

 

5冊読むより「1冊を5回」読む

 

本当に大事なのは、何度でも読みたくなるような深みのある本を見つけて、それを何度でも読むということです。

では、5回読みたいと思えるほど自分にとって価値のある本はどうすれば見つかるか。

答えはシンプルで「たくさんの本に浅く接する」ことです。

それでは、時間がもったいないのではないかと思う人もいるかもしれません。

ですが、ここで注意したいのは、あくまでそれは、自分にとって何度も読みたい思うほどの本と出合うための手段であるという点です。

広く浅く読んで、「読みがいのある本」を見つけたらそこで深く潜る。

そういう、いわば「T字型の読書」を通じてこそ知的なストックは厚みを増していく

なぜ、そこまでして、何度でも読みたい本を探して、5回も読むのか。

それは、山口さんの言葉を借りると、「知的生産性の基礎体力を高める読書」をするためです。

一度読んで「ああわかった」だけだと、知的ストックは溜まっていきません。

結果、仕事の中で本で読んだ内容を活かしにくいと言えます。

読書術と聞けば、私たちはすぐに多数の本を効率的にさばくような技術を期待してしまいがちですが、そのような読書からは本当の知的体力はつくられないというのが筆者の考え方です。

山口さんのこの考えを知ってからは、わたしも本を読むとき、この本は何度でも読みたい本か、と考えながら読むようになりました。そうでない本は、思い切って読むのをやめることにしています。

【実践】仕事に活かす方法

 

さて、いよいよ実践です。

有益な本も、「読みっぱなし」では仕事につながらない

 

どうすれば、何度も読みたいその本を知的に吸収して自分のものとできるのか。

つまり、仕事や実践の場で活かすことができるようになるのか。

山口さんの答えは以下です。

忘れても良い仕組みを作ること

なぜなら、前提として読んだ内容は、遅かれ早かれ、すべて忘れるからだと言います。

わたしは非常に忘れっぽいので、この前提を言っていただけて、ある意味、安心しました。

また、山口さんは、「読む」という行為を純粋に楽しむエンターテインメントとしての読書であればそれで(忘れる)で構わないと言っています。

ここでは、

読書を通じて知的生産性を高めたい

仕事に活かしたい

良質なアウトプットを行いたい

などの目的で本を読んでいる場合、

有益な本も、「読みっぱなし」では仕事につながらない

と山口さんは主張しています。

エバーノートで魚(情報)を泳がせるイケスをつくる

では、具体的にはどうすればよいか。

山口さんは、本を読んで重要だと思われた箇所をデジタルデータとして転記し、いつでも検索して確認できるようにしておくことを推奨しています。

転記先としてエバーノートを用いてるそうです。

自分が重要だと思った情報は、脳内に記憶するのではなく、他の情報と組み合わせて調理=知的生産するほうが合理的です。

自分にとって重要な情報はすべてイケスのなかにあるわけですから、詳細まで全部記憶する必要はありません。

関連するキーワードやコンセプトをイケスに紐づけておき、必要に応じてそのイケスから検索できればそれで十分です。

やり方としては、エバーノートに新規のノートを設定し、タイトルに書籍名、本文に選び抜いた重要箇所を転記します。

その転記に応じたテーマをタグで設定します。

山口さんは、転記のためのソフトやサービスは何でも構わないですが、「後から検索できる」ツールを推奨しています。

後で検索ができるからこそ、脳内にストックせずに安心して外部ストックに委ねられるという理由です。

わたしも山口さんの方法に倣って、小説や教養書ならば、心に沁みた言葉、後で深く考えたい箇所、実用本であれば、後々見返したいと感じる重要箇所をエバーノートに転記するようにしています。

読書を仕事に活かしたい方へ

 

今回、ご紹介させていただいたのは、本の一部です。

他にも、ビジネス書、教養書、それぞれに応じた読み方、ライバルと差別化する方法、書店で散歩する技術など、興味深い内容盛りだくさんの本になっています。

読書を仕事につなげたいと思う方はぜひ手に取ってみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

北海道在住。2児の母。濫読、雑食の活字中毒。よく読むジャンル:小説、ビジネス、エッセイ、歴史、新書。好きな小説家:平野啓一郎、村上春樹、宮部みゆき作品(敬称略)読者の皆様の本との一期一会のお力になれますように。
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