人生を豊かにする読書を|尾藤克之 著『頭がいい人の読書術』

1冊10分でインプットし、30分でアウトプットする技術

表紙に書かれているこのフレーズを見ると、速読術の本なのかな…と最初は読むことをためらってしまいました。

しかし本書で紹介されているのは、「自分の好きなように、楽しく読む」ことを前提とした読書法です。

 

好きな本をたくさん読むためにいかに短い時間で本を読み、その内容を自分のものにするか。

 

本書では、長年にわたり多くの本を読みアウトプットし続けてきた著者の尾藤克之氏が、『頭がいい人の読書術』を分かりやすく紹介しています。

  • 読書はしたいけれど、なかなか時間がとれない
  • たくさん本を読んでいるけど、内容を忘れてしまう

上記のような方には、本書を強くおすすめします。

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自分に合う読書術を探していた|『頭がいい人の読書術』との出会い

みなさんは、普段どのように読書をしていますか?

  • 1冊の本をじっくり読み込む人
  • 短時間で多くの本を読む人
  • 複数の本を並行して読む人

様々な読書のスタイルがあることでしょう。

私は本を読むことが幼いころから大好きです。唯一、幼少時代からの変わらない習慣であるといえます。

世の中には多くの本が日々出版されていて、私が読んできたものはほんの一部。

読んだ本の内容を忘れているものも、多くある…

限られた人生の中で、あとどれくらいの本を読めるのだろうか…

読書の方法・習慣について考え直している日々が続いていました。

 

そんな中で手に取ったのが、今回紹介する尾藤克之氏による『頭がいい人の読書術』です。

まさに今の私が求めている本でした。

『頭がいい人の読書術』の中で印象に残っている文章 BEST3

ここでは『頭がいい人の読書術』の中で、特に印象に残っている文を3つ紹介します。

印象に残っている文章 その1

アウトプットできてはじめて、本の内容が自分の血となり肉となり、自分のものになります。

ーP.7 はじめに 

本書で尾藤氏がくり返し主張しているのは、インプット→アウトプットの重要性です。

より効率よくインプットし、アウトプットすることにより読書で得た知識や内容を自分のモノにする方法について書かれています。

1冊の本を読んだあと、「あ~、いい本だったなぁ~。勉強になったな~。」で終わってはいませんか?

もちろん、そういう読書法も読書の楽しみ方のひとつではあります。

しかし、せっかく読んだのだから内容を自分のモノにしたいと思いませんか?私は内容をすぐ忘れてしまうことが悩みでした…

 

本書では、より効率的にインプット・アウトプットするために以下の方法が紹介されています。

  • 「はじめに」「おわりに」「第1章」を読めば、内容の7割はつかめる
  • インプット&アウトプットの繰り返しで圧倒的に成長できる
  • ページの3分の1しか読まない「3分の1リーディング」について
  • 10分で読んでも理解力が増す4つのテクニック
  • 本に直接、インスピレーションを書き込む
  • なかでもページの3分の1しか読まない「3分の1リーディング」については、その方法の紹介だけでなく実際に3分の1リーディングを実践してみるページが用意されています。

    最初は戸惑いつつも、実際に3分の1リーディングを行ってみると、内容がある程度理解できているので驚きました。

    これは「タイポグリセミア現象」と呼ばれる「文章中に含まれる単語の最初と最後の文字さえ正しければ、その文章を読むことが可能になるという現象」に基づいているそうです。

    詳細が気になる方は、本書の第2章をチェックしてみてください。

    印象に残っている文章 その2

    本はキレイに読むものではなく、なるべく汚く読むもの

    ーP.142 第3章 頭がいい人は、読んだら忘れない仕組みを作っている

    尾藤氏は読んでいる本に「自分のコメント」を直接書き残すことを、読んだ内容を忘れないための方法のひとつとして紹介しています。

    本に直接マーカーを引くことや、文字を書き込むことに抵抗がある人は多いでしょう。

    また、図書館や人から借りた本に書き込むことはできません。

    その場合にはノートを用意して、「自分のコメント」を残しながら読むと良いでしょう。

     

    私は自分のモノにしたい!と思う本には、ためらいなくマーカーをひきコメントを書き込むようにしています。

    読みながらどんどん書き込むことで、その時に感じたことや更に深めたいと感じた知識など、のちのち自分のコメントを読み返すと簡単に思い出すことができます。

    多くの人に汚く本を読む、ということをぜひ一度やってみて欲しいなと思っています。

    印象に残っている文章 その3

    いまの時代は、どうやって読書と向き合うかが大切です。

    ーP.218 おわりに

    現代は、電子書籍や電子化された新聞、オーディオブックなど本のかたちが多様化しています。

    変わりゆく時代の中で、自分なりの読書(本)との向き合い方を考えなおしてみることが重要なのではないでしょうか。

    本書の「おわりに」では以下のように続いています。

    本の影響力はただものではありません。なぜ本というメディアは偉大なのか。

    それはヒトの心に与える影響力が大きいからです。

    ーP.221 おわりに

    尾藤氏の読書に対する思いが伝わる文章で、特に印象に残りました。

    おわりに|楽しく身になる読書を!

    「1冊10分でインプット」とは…

    最初は疑いつつ読み始めた『頭がいい人の読書術』でしたが、インプット&アウトプットによって読んだ本を自分のモノにしていくための方法が書かれており、とても興味深く一気に読み終えました。

    (さすがに今の私には10分で読むことは難しかったですが…)

    日々忙しく読書をする時間がとれない方や、読んだ本の内容を忘れてしまう方、また効率よく読書をしたいと考えている方には特におすすめの1冊です。

     

    読書好きな方が読むと、さらに読書熱が上がるのではないでしょうか。

    私自身も多くの本を読んで、より豊かな人生にしていきたいと思います。

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    東京在住、34歳フリーのライター。 20歳の頃からうつ病・睡眠障害に悩まされる。 一度、寛解したものの30代で再発。 現在は会社を退職、フリーライターとして活躍中。 自らの経験をもとに【精神疾患・生きづらさ】を抱える人へ、少しでも生きやすくなる情報を発信している。 お問い合わせ・執筆依頼はTwitterのDMよりお願いします。