【書評】人気コラムニストの文章術|尾藤克之 著『3行で人を動かす文章術』

Webライターのノンノ(@nonno_osaki)です。

私が「フリーライターになろう!」と決めたのは約1年前のこと。
それまでサービス業しか経験したことのなかった私。「何から始めたらいいのかしら…」と迷い続ける日々が続きました。

そんな中手に取ったのが、コラムニスト尾藤克之氏『即効!成果が上がる文章の技術』

人気コラムニストであり、代議士秘書やIT系上場企業などの役員という経歴を持つ尾藤氏ならではの内容で非常に勉強になったことを今でも覚えています。

今回は尾藤克之氏の新刊『3行で人を動かす文章術』を紹介します。

  • ライター・ブロガーなど文章を書く仕事をしている人
  • 仕事でメールや企画書・提案書などを扱うビジネスマン
  • 論文・レポートを書く学生
  • SNSを運用している人

など、仕事で文章を扱う人必見の一冊です。

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本書の内容

第1章 言葉で”9割”評価される時代
第2章 そもそも「伝わる言葉」とは何か?
第3章 基本を押さえてスムースな文章を組み立てる
第4章 3行で心をつかむ技術
第5章 言葉に磨きをかける一歩進んだテクニック
第6章 文章は誰の視点で考え評価を求めるか
第7章 そのメール、相手に刺さりますか?

尾藤氏は「はじめに」にて以下のように語っています。

私たちの日常には、物事をわかりやすく伝えなければいけない場面がたくさんあります。
しかし、大量の情報があふれる中、相手に関心を持たれない情報は、容易に読み飛ばされてしまいます。
そのためには、シンプルに分かりやすく伝えることが大切です。

ーはじめに(P.1)より

現在Web上には、非常に多くの記事が存在しています。

情報収集をする際、またニュースを読む際にもWebを利用している人は多いのではないでしょうか。

多くの情報の中で、自分の文章が読まれるためには冒頭の3行が重要であると尾藤氏は述べています。

また本書では、その3行をどのようにして書くと効果的で読者の心をつかむことができるかという点について細かに書かれています。

 

これは、私のようなWeb上の記事を書くライターだけにいえることではありません。

  • 仕事でメールを使う人
  • 報告書などの文章を作成する人
  • 論文を書く学生

文章を書くすべての人が心得ておくべき内容です。

著者|尾藤克之氏について

東京都出身。議員秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。

現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)を運営しライフワークとしている。

メディア出演、専門誌への投稿多数。埼玉大学大学院博士課程前期修了。経営学修士、経済学修士。

引用元 Amazon

これまでに書いた、尾藤氏の著作の書評も合わせてご覧ください。

 

今すぐできる!文章術

本書『3行で人を動かす文章術』から、今すぐできるポイントをいくつか紹介します。

自信を持って断定するから読者に伝わる
ー1章 言葉で”9割”評価される時代(P.20) より

どんな文章でも必要なことですが、書き手が自信を持ち断定することが重要です。

書き手の自信のなさが伝わるような文章を読んで、読者はどう感じるでしょうか。

「曖昧な情報なんだな…」
「根拠がないんだろうな…」

そんな風に感じる文章から、読者は得られるものがありません。

断定して言い切るためにも、根拠のある情報を自信をもって書くことが重要です。

読み手側の理解のレベルに合わせる
ー第2章 そもそも「伝わる言葉」とは(P.40)より

読書が好きで文章を書くことも好き、という人はつい文学的な表現を好む傾向があります。

文学的で難しい表現は、美しいですが読み手を選ぶもの。

書き手はどんな読者にでも伝わるような分かりやすい表現をしなくてはいけません。

 

「難しい言葉がわからない大人でも理解できる文章」を意識するようにしてみましょう。

自分の文章に厳しく接する
ー第3章 基本を押さえてスムーズな文章を組み立てる(P.81)より

文章を書いたら推敲をします。

推敲をする際には自分の書いた文章に厳しく接することが重要なのだそう。

「読者になったつもりで、突っ込みどころはないか」チェックする習慣をつけましょう。

 

ちなみに私は、パソコンで書いた文章をスマートフォンで読むようにしています。

スマートフォン上での文章の並び方をチェックするという目的もありますが、別デバイスを使うことで文章の見え方が変わるのでおすすめです。

文章は初めの数行がとても大きな意味を持つ
ー第4章 3行で心をつかむ技術(P.91)より

「文章の場合は、”つかみ”で読者の気持ちを引きつけないと、読むのをやめられてしまいます。」

文章で一番大切なのは、初めの数行です。

導入部分で読者の心をつかむようなインパクトを与えることが重要。

この第4章では、読み手に響く文章の書き方について書かれています。

ベネフィットはビジネス書のタイトルから学べ
ー第5章 言葉に磨きをかける一歩進んだテクニック(P.150)より

売れているビジネス書というのは、タイトルにベネフィット(価値)が明確に書かれています。

本書『3行で人を動かす文章術』も短いタイトルですが、この本に何が書かれているのかパッと見るだけで判断することができます。

ベネフィットについて知りたいときは、書店のビジネス書コーナーを見ることを尾藤氏はおすすめしています。

 

私は本書を読んで以来、Amazonのビジネス書のタイトルをチェックするようになりました。

どんな本が人気なのかを見ることで、世間が注目している事が分かるのも面白いですね。

おわりに|とにかく書いてみよう

書き続けることです。書くことが一番の近道です。

ーおわりに(P.206)より

本書の「おわりに」で、尾藤氏は下手でいいからとにかく書き始めてみることを勧めています。

文章を書き続けることが、人を動かす文章を書く近道なのだそう。

 

私は「超」がつくほど真面目な性格です。

つい「きちんと文章が書けるようになるまでは、ライターとして活動すべきではない!」と考えていた時期もありました。

 

しかし、まだ駆け出しの身です。少しでも多くの経験を積むことで読者の反応も分かるし、より良い文章を書けるようになる。

本書を読みながらそう感じました。

 

文章を書くことがある人にとって(というのは全ての人でしょうか…)、非常にためになる本です。

書店に行ったらぜひチェックしてみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

東京在住、33歳フリーのライター。 20歳の頃からうつ病・睡眠障害に悩まされる。 一度、寛解したものの30代で再発。 現在は会社を退職、フリーライターとして活躍中。 自らの経験をもとに【精神疾患・生きづらさ】を抱える人へ、少しでも生きやすくなる情報を発信している。 お問い合わせ・執筆依頼はTwitterのDMよりお願いします。
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