こんにちは、ノンノ(@nonno_osaki)です。
突然ですが私の憧れの女性はデヴィ夫人です。というのも以前、仕事の関係でデヴィ夫人がゲストとして参加されたイベントに関わったことがあり…
実際にお会いすると、あまりにも美しくエレガントで…一瞬で彼女の虜になってしまいました…。
彼女の一挙一動は美しく歩き姿の優雅さと言ったら…!
大げさに聞こえるかもしれませんが、彼女のまわりにキラキラとしたオーラが確かに見えた瞬間でした。(オーラってあるんだ…って感じたのはその時だけ)
今回は憧れのデヴィ夫人が出版した本『選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論』を紹介します。
with onlineの大人気連載がベースとなっています。

本書の内容
第一部 華麗なる激動の人生
第一部ではデヴィ夫人の激動の人生が語られています。
デヴィ夫人は1949年2月6日生まれの79歳(2019年3月現在)。
彼女が1歳の時に第二次世界大戦がはじまり、疎開を経験します。
父は視力を失い、母は脚が悪く…貧しい子ども時代を過ごしたそうです。
中学校を卒業後、家計を支えるために就職。夜はナイトクラブで働きます。
そんな中、来日していたインドネシアのスカルノ元大統領からアプローチを受け、やがて日本初の大統領夫人となるのです。
貧しい子ども時代から、日本でタレントとしてテレビに出ている今日まで。
デヴィ夫人の人生は想像していたよりも遥かに激しいものでした。
様々な困難が目の前に現れても、彼女は並々ならぬ努力で乗り越えていきます。
私が以前お会いした時に感じたオーラは、彼女の人生経験の深さからくるものだったのかもしれない…と本書を読んで感じました。
第二部 デヴィ夫人の婚活論
第一部とはがらりとテイストが変わり、第二部ではデヴィ夫人による超辛口な婚活論がくりひろげられています。
デヴィ夫人はインドネシアのスカルノ元大統領が亡くなった後もさまざまな恋をします。
社交界の恋はまるでゲームのよう
美しく知性のあるデヴィ夫人。お金や地位、名声はもちろん、なんならお城まで(‼)持っている方々が続々とプロポーズをしてきたというのは納得しつつも住む世界が違いすぎる…と思わず感じてしまいました。

こう思う方もいらっしゃるかもしれませんね。私は思いました…だってお城って…!
しかし、読み進めてみると…納得できることばかり。
婚活中でなくともタメになるメッセージがたくさんつまっていました。
「東洋の真珠」が語る婚活論~名言たち~
本書ではデヴィ夫人による数々の名言がちりばめられています。
- 当時のわたくしが他の人と違っていたところと申しますと…人並外れた上昇志向、そして当時の日本女性にしては珍しく語学力がすぐれ、社交性に富んでいたことです。
- 「世の中が悪い」「自分は不運だ」なんて逆恨みをするのではなく、どんな境遇で生まれたとしても、自力で勉強して這い上がり立派に暮らしている人はたくさんいらっしゃいます。
(第五話 なぜわたくしは選ばれたのか?)
スカルノ元大統領に選ばれた理由について、デヴィ夫人はこう語ります。
貧しい子ども時代を過ごしながらも、勉学に励みチャンスを見つけたら迷わず飛び込む行動力。
貧しいことを恨んだり悲観的に思うのではなく、常に上昇志向を持って生きてきたからこそ大統領夫人に選ばるチャンスを逃さなかったのだとか。
- 結婚生活で一番大切なことは『尊敬』と『信頼』と『思いやり』です。これが真の愛情です。結婚した男性を敬い信じる、そして思いやる。
- 好きになり選ばれて結婚した相手。
疑うよりも尊敬し信頼して思いやりをもって添い遂げる。
これこそが美しい夫婦の姿ではないでしょうか。(第八話 結婚生活で一番大切なこと)
夫が浮気をしているのでは…なんか怪しい…と疑うのではなく、尊敬し信頼し思いやりをもって日々接することが大事だとデヴィ夫人は語ります。
結婚した途端、油断してだらしない格好をしたり夫の前でゲップやおならをしたり…していませんか?
結婚後も身だしなみを整え、相手への思いやりを持って接すること。これが結婚生活で大切なことだそう。

- 恋愛って、プロセスを楽しむものなのよ!
ステキなことを待ちわびて、お互いに我慢したり、焦らし合ったり。
そういう時間を重ねることで男性はその女性へ思いやりの価値を高めていくの。
(第十七話 腰の重い女と尻の軽い女、幸せになるのはどっち?)
デヴィ夫人は出会ったその日に体を重ねるのは問題外だと言っています。
お互い焦らし合い、次に会う機会を楽しむ。これこそが恋愛の醍醐味なのだそう。
これは私にも身に覚えがあります。デヴィ夫人の解説は非常に説得力のあるものでした。
- チャンスが目の前に来たら、必ず掴むこと。
誰にも遠慮も謙遜もいりません。
掴んだチャンスは努力と能力を注ぎ、成功させてみせる。
そして、その成功を維持し進化させるのです。
(おわりに)
これはデヴィ夫人が79年生きてきたからこそ説得力をもつ言葉。
戦時中に貧しい子ども時代を過ごし、やがて大統領夫人となり、今も社交界で輝き続けるデヴィ夫人ならではの言葉です。
これは婚活女子だけでなく、すべての人に届けたい言葉。
人生は一度きり。チャンスが来た時に迷って悩んでやらないなんてもったいない!
やらない後悔よりやって後悔する方が後々に良い思い出になる、というのは私が33年生きてきて学んだこと。
本書を読み、デヴィ夫人の言葉に出会いあらためてそれが大切なことだったんだと感じました。
おわりに~すべての女子が読むべき一冊~
本書は2019年2月6日デヴィ夫人の79歳の誕生日に発売されました。
テレビに映るデヴィ夫人は毒舌トークを繰り広げていたり、バンジージャンプなどに挑戦していたり…
そういう一面だけを知っている方もいらっしゃるでしょう。
本書ではデヴィ夫人のまさに激動の人生がつづられており、さまざまな困難を彼女の努力や行動力で乗り越えてきたことが分かります。
とてもポジティブで、上昇志向を持ち続けているデヴィ夫人。
婚活本として発売されていますが、すべての人の生きるヒントになるのではないでしょうか。
若く美しいデヴィ夫人の写真も本書の見どころです。ぜひお手に取ってみてくださいね。