借金玉 著『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』

こんにちは、冬が苦手なノンノ(@nonno_osaki)です。

寒いのが苦手で、今週はずっとお布団でモフモフしておりました…。
南国育ちなので…(言い訳)

今回は、お布団でモフモフしながら読んだ本をご紹介します。

大人の発達障害

近年、発達障害という言葉を耳にする機会が多くなったと感じています。

自身が発達障害であることをカミングアウトする著名人も多く、以前より身近に感じるようになったのではないのでしょうか。

発達障害とは

発達障害は、生まれつきの脳を含む中枢神経系の機能障害が原因とされている障害のことをさします。

発達障害は大きく分けると、

  • 自閉スペクトラム症(ASD)
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

の3つに分類されます。

独自のマイルールがある人、衝動的な言動が目立つ人、知的な問題はないにも関わらず計算や読み書きなど特定の分野のみ理解できない人…とそれぞれが異なる症状を抱えており、定義するのが難しいと言われています。

参考:LITALICO(りたりこ)発達ナビ

生きづらさ

発達障害は、人により症状の出方が異なるため、子どもの頃に気づく場合もあれば大人になってから気づく場合もあるそう。
大人になっても気づかないまま、うまく生きていく人も中にはいるようです。

しかし、発達障害を抱える人の多くは生きづらさを感じていると言われています。

人とうまくコミュニケーションがとれない、忘れ物が多い、マルチタスクをこなせない…など、みんな普通にやってるのになぜ自分にはできないのだろうと悩んでいる人が多くいるんだとか。

本書を読んだきっかけ

発達障害について多少の知識は持っていました。

さらに、発達障害について調べているうちに「もしかしたら、私も発達障害なのかな…」と感じることも。

そんな中、Kindleで面白い本ないかな~と物色していたところ見つけたのが本書でした。

本書の内容/あらすじ

自分は「大人の発達障害」なのでは、と悩む人が多いなか、その解決策を具体的に示した本は少ない―。
そんな悩みを抱えていた著者が、試行錯誤の末に身につけたライフハックを詰め込んだのが本書です。

「普通」には生きられなくても、食べていくことはできるし、生きていくこともできる。仕事や人間関係がうまくいかない全ての人のための「日本一意識が低い」自己啓発書。

引用元:Amazon

[voice icon=”https://mybookshelf.site/wp-content/uploads/2018/08/nonno-profile.jpeg” name=”のんの” type=”l”] これは、私のための本なのかしら!![/voice]

と、この説明文を読み即購入。

著者の借金玉さんは本書のタイトルからも分かる様に発達障害当事者です。

サラリーマンをしつつ、ブログやTwitterで発達障害当事者目線の発信をしていらっしゃいます。

借金玉さんのブログはこちら

大学生のときに発達障害と診断された借金玉さん。大学を卒業し、金融機関に就職、起業の経験もあるそう。(そして、どうやら私と同級生らしい。親近感!!)

生きづらさを感じる人のためのライフハック

●第1章 自分を変えるな、「道具」に頼れ 【仕事】
●第2章 全ての会社は「部族」である 【人間関係】
●第3章 朝起きられず、夜寝られないあなたへ【生活習慣】
●第4章 厄介な友、「薬・酒」とどう付き合うか【依存】
●第5章 僕が「うつの底」から抜け出した方法【生存】

この5章で構成されている本書。

タイトルだけ見ると、「なんのこっちゃ」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、本書に書かれているのは著者がこれまでの人生でトライアンドエラーをくり返してきた中で編み出したライフハックの数々。

この本の中心のテーマは「生存」、すなわち「生きていればとりあえずOK。生き抜こう」です。
(中略)
「あなたが少しでも楽に生きる役に立てば嬉しい」と言う気持ちで書かれています。

それぞれが生きづらさを抱える中、成功を目指すための自己啓発本ではなく、どうにかこうにか生きていこうというメッセージが込められているのが本書です。

  • とにかく同意で受けろ(初心者は言葉拾いで)→「いい天気ですね」「本当にいい天気ですね」と同意しつつくり返すワザ
  • 意志をもって「休む」というタスクをこなす→手帳のスケジュール欄に一番先に書き込むべき予定は「休養」
  • 眠るのは人生で一番難しいこと→眠るためのお薬を貰ってくるべし
  • 生存は全てに優先。逃げていいし、休んでいい→努力なんてものはやりたいときにやるべき環境が整っていればやればいい

上記は、特に胸に響いたものです。

私は長年サービス業に携わっていたにも関わらず、コミュニケーションが苦手。非常に苦手。

うまい返答がスムーズに出てこず、四苦八苦することもしばしば…この「とにかく同意ワザ」は使えるなぁ~と感じました。

また、長年不眠症に苦しんでいる私は「眠るのは人生で一番難しい」という言葉に救われました。
私だけじゃないんだ…という安心感とでも言いましょうか。

本書に書かれているライフハックは、他にもたくさんあります。

発達障害の人(著者と同じ症状や悩みを持つ人)だけでなく、

  • なんか、うまくいかない
  • 頑張ってるのに、他の人と同じようにできない
  • 会社の人との雑談や飲み会が苦手
  • うつ病、双極性障害の傾向がある

と、悩んでいる方にも役に立つ内容です。

おわりに。生きづらいけど「やっていきましょう」

発達障害を抱えながらも大きな結果を出している人々は多くいます。

Apple社の設立者であるスティーブ・ジョブズ氏、Microsoftの創業者ビル・ゲイツ氏、俳優トム・クルーズ氏、モデルの栗原類氏、SEKAI NO OWARIのボーカル深瀬慧氏…

自分は突出した能力を持っていて、それひとつで社会を駆け抜けていけるのか。
それとも、欠損を抱えた人間として社会に順応していく努力を重ねる必要があるのか。
僕は今、明確に後者であると認識して生きています。

発達障害と一言で言っても、色々なタイプの人がいます。

皆が、上に挙げた著名人のように突出した能力を持っているとは限りません。

しかし、人生は長い。
本書のような当事者による自己啓発本を参考に、うまいこと生き抜いていく方法を少しずつ探していくのも良いのではないでしょうか。

これまでは、成功しなきゃ!何らかの結果を出さなきゃ!と自分自身を追い詰めて生きていましたが、本書を読んで少し肩の力が抜けました。

皆さんも、この書評を読んで少しでも気になる点があればぜひ読んでみてください。
少し、生きやすくなるかもしれまんよ。