【新年特別号】アメリカ留学したいあなたのための実践的TOEFL対策

こんにちは、のいです。皆様、あけましておめでとうございます!2019年もどうぞよろしくお願い致します。

新春一本めの記事はいつもの書評から少しカラーを変えて、アメリカ留学志望者に向けた記事を書こうと思います。

アメリカ留学志望者というと、少し幅が広すぎますね。正確に言うと、この記事は日本の大学からアメリカの大学院入学に向けてTOEFL80-100点ラインを目指す人に向けて、私がやった英語勉強法と使った参考書を書いた記事です。私は音楽系の人なので、同じように音楽系や、似たような分野の学生さんにとって役立つことが一番の目的です。

アメリカの学校に入学する時、TOEFLはほとんどの大学から要求される大切な指標となるテストです。ビジネス用語が多く要求されるTOEICと違い、TOEFLの内容はアカデミックにフォーカスされています。

私はこのTOEFLに大変苦戦しました。

大学院に入る時も、博士課程に入る時には在米期間があったにも関わらず、点が伸びず、何度泣いたことやら。しかもTOEFLは一回2万円近くかかる高額なテストなので、TOEFL受験期間はいつもお財布がすかんぴん状態でした。あまりにも点が伸びないので自分はなんてバカなんだろうと試験結果を見るたび自己嫌悪に陥っていましたが、もし同じように悩んでいる方がいらしたらあまり心配しないでください。

TOEFLは難しいテストです。

英語が喋れてもアメリカで日常生活が送れてもTOEFLで点が取れるとは限らず、受験対策が必要になります。特に、専門性が高い理系(医学、生物学、地学、その他諸々)やアメリカ史のボキャブラリーは、専攻学生以外、日本語ですらなかなか馴染みがないので、まずはそういう未知の存在(笑)に慣れる必要がありますし、スピーキングのセクションなどでは「スピーカーに向かって自信を持って喋る」とか「30秒間で自分の意見らしきものを話しきる」と言ったもはや英語とはあまり関係ない次元での難しさもあります。

という具合にやりづらい試験とはいえ、悲しいかな、点は必要です・・・。教授も推薦してくれているのに、実技試験は通っているのに、TOEFLが取れないから留学できないのはもったいない!でも実際に私も含めて、これが本当に多いんだ。しかも、TOEFLの点を取らなきゃいけない時に限って忙しかったりするんです。

なので早速本題に行きましょう。まずは絶対に使った方がいいのは、TOEFLを主催するETSが出しているTOEFL対策テキスト。どんどんアップデートされていきますので最新のものを使ってください。高いけどTOEFLをもう一回受け直すことを思ったら安いもんです。これ、TOEFLとほぼ同じ形式で模試も受けられるのでおすすめなのですが、何故か実際のTOEFLより若干簡単に作られています。なので、TOEFL本番の点はこの本の模試よりも若干低いと思って取り組むのが良いと思われます。

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さて、ここからはTOEFLの四つのセクションの対策について書きたいと思います。ちなみに、TOEFLの問題形式(時間配分、問題数など)については色々なサイトでもう書かれているのでここでは述べません。(参考:ETSのサイト。公式なので貼りましたが、もっと詳しく書いている個人ブログなどもたくさんあります)

Reading, Listeningセクション

この二つのセクションに関しては、基礎が最も大事だと思います。それは単語力。両セクションとも単語力があれば、内容があまりわかってなくてもある程度まで点が取れます。

単語本は自分に合ったものを使えばなんでもいいと思うのですが、私はこの単語本を使いました。単語を覚える時に大事なのが、文字面だけでなく、どう発音しているのかも同時に覚えることです。ここで音と文字が一致すると、Listeningが楽になります。そして見くびってはいけないのが分野別の単語を覚えること。よく使われている単語が意外と専門的な意味で使用されることがあるので、注意がいります。今、60点以上TOEFLが取れている人は、専門分野の単語から始めてもいいと思います。私はここを勉強したら点が伸びました。(適当な個人の肌感覚では、生物学とアメリカ史に関する問題は特に多く出題されるように思います。)

Readingセクション

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Readingセクションで難しいのが文章を全部読み終わること。

一つの文章に使える時間はだいたい20分くらいのReadingセクション、問題数を考えるとだいたい1分強で1問解いていく必要があります。時間が限られているため、Readingではセンテンスごとに何を言っているのか大意をつかむことが大事です。だいたいパターンが決まっているはずです。また、単語の意味を聞かれることがありますが、単語そのものを知らなくても前後の文の文脈から読み取れることも結構あるので諦めずにトライしてください。「次の4つの中で、問題文内で述べられていないものはどれか」など全部の文を読まないと分からない問題は時間がかかるので、あまりこだわりすぎずに。ただ、最後の方の問題は配点が高いのでできるだけ取り組むようにするといいです。

私は受験時、まず全ての文をチェックして、少しでも自分の得意そうなジャンルのものから始めていました。

Listeningセクション

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Listeningは割と点を取りやすいセクションだと思います。個人的なコツはメモのとり方。人の名前や部族名などの固有名詞は綴っていると時間が足りなくなるので、頭文字や記号を使うと楽かもしれません。物事が起こった順番は結構聞かれるので年号や数字は正確に取れるように心がけるといいです。レクチャー形式のリスニングの時、「さあ、今日の授業はここまでです」とか言ったところで気を抜かないこと。そのあとに「次回の授業では〇〇を取り扱います。テキストブックの〇〇ページを読んできてください。」とか補足的に言っているコメントが意外と問題になったりするのでムカつきます。

移動時間なんかにも勉強できるし、比較的、やりやすいセクションです。

Speaking, Writingセクション

さて、ここまでReadingとListeningについての勉強法を書いてきました。Readingと Listeningに関しては、参考書にお金を惜しまない方がいいです。ネットに転がっている例題も含め、やればやるだけ点が上がると思います。

SpeakingとWritingに関しては私はそれほど参考書に頼らなくてもいいかなとも思います。もちろんある程度の基礎知識と模擬問題は必要なのですが、参考書にお金をかけるよりは、TOEFLに強いチューター(先生)を探して、添削してもらった方がいいです。クラスよりも個人で見てもらうことをおすすめします。英語が話せることとTOEFL対策ができることは別なので、先生を探すときは絶対にTOEFL対策ができる人かどうか確認してください。(ネット上での英文添削サイトなどは使えないです)英語ネイティブでもTOEFLが解けない人、意外といます。TOEFL専門を高らかにうたいあげているチューターはお金も高いのですが、ここで諦めないでください。お金がない学生はネット、口コミ、コネクションを全て使ってマメに周りを探しましょう。こちらも意外と見つかるものです。(先生を探すとき、ちょっとこずるいですが、特に音楽やアート系の人は「自分が音楽(アート)をやっている!」ということを大きめにアピールしていいと思います。英文系の人とアーティストは結構親和性が高く、面白がってもらえるので先生が見つけやすいです。私の周りの人たちはみんないい先生に巡り会えていました。)

SpeakingとWriting、両方のセクションで絶対に必要なのは、文章の構成力です。長時間考えればできることでも、短い時間の中でまとめるのは難しいです。英文の基本的な構成を練習しておきましょう。

Speaking, Writing 基本構成

Introduction

文章の始めの部分です。ここで質問に対する自分の姿勢をはっきりさせておく必要があります。(賛成、反対、何を選択するかなど)日本人的にはここで「こっちもいいけど、そっちもいいですよね〜」と言いたくなりますが、グッとこらえて「これです!!」と示しておきましょう。あまり長くなくていいです。最後に、「この意見に賛成(反対)するのは二つ理由があります」など、次のセクションの予告をするといいと思います。

Main, Body

一番重要なパートです。色々なやり方があると思いますが、Introductionで示した自分の意見を具体的に強化していくパートになります。私がやっていたのは、自分の意見をサポートするアイディアを二つ書く、というものです。例えば

「あなたの街に大きな公園ができるとします。賛成ですか?反対ですか?」と聞かれ、「賛成」を選んだとしたら、

・街に大きな公園ができることで人が集まり、結果的に経済活動が活発化する。

・大きな公園ができることで緑が増え、環境保護につながる。

といった感じで、二つの別の角度から賛成意見をサポートします。ここで自分の体験談(この場合なら、『子供の頃、別の街の自然公園に家族と出かけて帰りにその街のレストランでご飯を食べるのがいつも楽しみでした』とか)を入れられると大変いいです。ぶっちゃけ意見はでっち上げで構わないので、自分の中で先にサポートアイディアを思いついた方で書きましょう。サポートアイディアを考える時、

①環境に影響するか②経済的な観点から見てどうか③人間関係にどう影響するか

という3点はどの問題にもよく使えたので、私はまずここからアイディアをふくらませていました。

Conclusion

最後の結論部分です。ここではIntroductionで述べたことを再び強化し、Bodyのサポートアイディアを簡潔に記し、最後に「〜というわけで私の意見はこうです!!!」と高らかに締めるといいと思います。

あくまで私のやり方ですが、ベーシックなテンプレートでもあると思います。

Speakingセクション

Speakingのセクション、日本人は苦手と言われています。真面目な話、英語を話すだけでも勝手にプレッシャーがかかるのに、それをスピーカーに向けて話すのなんてハードル高すぎます。私も一番苦手で一向に点が上がらなかったのでこのセクションに関しては正直あまり偉そうなことが書けないのですが、インターネット上にはたくさんの例題サイトが転がっています。

 

こういった例題を誰かに聞いてもらいながら時間を測って練習するのが効果的だと思います。とにかく焦ってしまうので、慣れておきましょう。

Writingセクション

Writingセクションで意外と大事なのが、「同じ内容を違う単語で言い換える」という能力だと思います。例えば「筆者」という言葉などは使う機会が多いのですが、「Writer」と「Author」両方(他にもあったらさらに!)使えるといいように思います。また、「最初に」「次に」「例えば」「しかし」「結果的には」「〜にも関わらず」などもよく使います。この辺も最優先で覚えておきましょう。大抵の方はもう存じているかもしれませんが、私がTOEFLを勉強し始めた時にはあやふやだった単語たちなので載せておきます。

TOEFL Writing 絶対使う基礎表現たち

筆者:Writer, Authorなど

話者:Speaker, Talkerなど

注意 学術的な話が多いので、ついProfessorとかResearcherと書きたくなるのですが、大抵のトピックでは筆者話者が何者かは示されないので、確信がない限りは使わないこと。(生徒にProfessorと呼びかけられてる下りがあったとか)

文章:Article, In the(this) Writing, ひとかたまりをさしたかったらSentence, Phraseなどなど

述べる:Say, State, Talk, Give opinion, Indicateなどなど

最初に:First (文頭にくる時にAt Firstにしないこと)

次に:Next, Second

最後に:Finally, Lastly

結論では:In conclusion

例えば:For example, For instance, Such asなど

しかし:However, In contrary(正確には[反対の場合には]), But, thoughなど

結果的には:In result, As a consequenceなど

〜にも関わらず:In spite of, though, despiteなど

基礎ですが、こういう言い換えやつなぎ言葉をうまく使いこなせていると英文を書き慣れている印象がある気がします。(日本語も一緒ですね!)他に私がよくミスるのは

Writing ここを気をつけたい

・aとtheの使い分け

・時制の一致

・前置詞

とかが多いでしょうか。実はこの辺はネイティヴでもアヤシイ人がいる気がします。いうまでもなく第二外国語の人はみんな苦しんでいます。特に前置詞は難しい。イメージで覚えていくのがいいですかね。

「前置詞 イメージ」の画像検索結果

前置詞はこんな感じのイメージらしい

Writingも時間内に書ききるのは慣れないと難しいので練習しましょう!

最後に

私が人生で受けた中でTOEFLは一番しんどいテストだったと思います。頑張っても点が上がらなくてどうすれば良いかわからなくなってしまうことが一番辛かったです。とにかく練習の数をこなすことが大事。

最後にTOEFL前にやっていた私の勉強スケジュールを載せておきます!

TOEFL対策スケジュール

朝ごはんを食べた後に30分で一本Writingを書く。

ー 日中は練習、授業や仕事など ー

夕方 時々友達にSpeakingを聞いてもらう。(出来なすぎて惨めな気持ちになる)

夜 ReadingかListening 1−2本ずつ、単語練習 ノートに1−2ページ

切羽詰まった最後の一ヶ月は、週に1−2回SpeakingとWritingに特化して教えてもらっていました。

ここにあるのはあくまでも私の勉強法なので、英語のプロフェッショナルから見たらツッコミどころが多いと思われますし、むしろこんなこと書いて参考になるだろうか!?とも思うのですが、TOEFL対策についてよく聞かれるので、書いてみました。あなたが帰国子女だったり大学からアメリカにいたり、もともと英語が得意だったりしたら、全く違う話だと思うのですが、大学院から留学してTOEFLに挑むと結構苦労することもあると思うので、少しでも助けになれば幸いです。

この記事は正確には読書とはあまり関係ないですが、参考書は一応「本」なのでギリギリOKかなと思って書きました。

全国のTOEFLに苦しむみなさま。諦めないで頑張れ!!

 

ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県出身、東京- NYを経て、今はミシガン州立大学で音楽学部の博士課程に在籍中。 専攻はピアノ。 よく読むジャンル→ミステリー、ファンタジー、エッセイ、恋愛もの、歴史物、伝記、ノンフィクション、児童書 アメリカ中西部でピアノを弾いたり音楽について学んだり書いたり教えたりしています。 本を読んで現実逃避して寒さに耐えています。
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