待望の映画化!激しく求め合う、禁断の恋愛小説。島本理生 著『Red』

こんにちは、すーちゃん(@suexsf)です!

きょうご紹介するのは、島本理生 著『Red』です。

島本理生さんの作品を読み始めたのは最近なのですが、本屋で見るたび気になっていたのがこの本。

わたほんのイメージをぶち壊す書評

わたほんを立ち上げた当初のわたしのイメージは、ゆるふわ女子っていうイメージでした。
やわらかく、読みやすい感じ。

そんな中、たまに、そのイメージをぶち壊したくなります(笑)
わたしが殻を破った?問題作がこちら。『ミルクアンドハニー』の書評。

官能の世界を味わい尽くす。村山由佳 著『ミルク・アンド・ハニー』


※何で未だに伸びているのかは、謎。

この書評を書いたのは、前作『ダブル・ファンタジー』がWOWOWでドラマ化される直前だったから、ちょうど良かったのかなとも思ってたんですが…
わたしの過去の、懺悔付きの書評を読んでいただきありがとうございます(笑)

久しぶりにそういう小説を読みたくなったので、今回は本作を手に取りました。

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映画化を控えた本作

実は本作も、映画化されるそうですね!
夏帆さんと妻夫木聡さんのダブル主演。妻夫木さんに翻弄されるんですね、いいなぁ…

夏帆×妻夫木聡出演「Red」 島本理生が官能に挑んだ“賛否両論の問題作”が映画化

昨日 映画館に行くと、パンフレットもありました。
来年2月21日より公開だそうです!

予告


妻夫木さんが夏帆さんの足を舐めるの、めちゃくちゃエロいですね…

Red

あらすじ

まっすぐで優しい旦那、かわいい娘、同居していて仲良しの姑…申し分ない家庭で専業主婦をしている主人公・塔子。
高校時代の友人の結婚式で、昔の恋人に出会ってしまう。

夫とは3年、セックスレス。
昔の恋人との再会で、塔子は、体も心も、溺れていく…

圧倒的な悪意ではない

まず、本作は結局、不倫の話になるのですが、読みきっても「この人が悪い」みたいな圧倒的な悪が存在しませんでした。(あくまで主観です)

積み重ねてしまった我慢や、偶然の再会…些細な出来事がうまく重なってしまったのだと思います。

女という性を内包したまま、母親という役割を生きることがどれほど危ういか。

女性扱い。どうしてその欲求からこんなにも逃れられないのだろう。

塔子は作中、何度も「女性性」と「母親という役割」の両立に苦しみます。
いつまで経っても女性扱いされたい、その欲求はよくわかります。

不倫に堕ちる理由

そして本作を読んだあと、「不倫に堕ちる気持ちはわからなくない」とわたしが思ってしまいました。

こういう話をすると、周りに心配されますが、わたしは大丈夫です。人のものは興味ないので。

20歳のときに『ダブル・ファンタジー』を読んだときも、周りに「その年でこの気持ちがわかるって、15年経ったらどうなるの…」(主人公が35歳でした)と本気で心配されましたが、わたしも安定しました。よかった。

塔子は鞍田と関係を持つことで、様々なしがらみに捕らわれていた自分から、解放されていたのだと感じます。

そうだ。
だから私はこの人が怖い。私を、私自身に還してしまうから。欲望を自覚させる。

一度会ってしまえば、したくなって、二人とも我慢できなくて、ずるずる深入りして、まわりを巻き込んで。
それでもいったん始めてしまったら、この人と寝ないという選択肢なんてない。自分の意思を越えて細胞から引きずられてしまう。(中略)まるで地獄だ、と思った。肉体が離れられないことは。快楽なんて全然天国のものじゃない。

けれどそれは快楽じゃない。地獄である、という塔子の地の文が、とても印象的です。

ラストはぜひ読んでほしいですが、映画はオリジナルストーリーのようで、それも期待です。

男女で見る視点も異なると思うので、意見交換するのも良さそうです。

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1992年、愛媛県生まれ。愛知県在住。『わたしの本棚』ライター。 好きな本のジャンルはミステリー。読書歴は約10年。辻村深月、東野圭吾、森絵都、恩田陸、原田マハ、村山由佳作品をよく読みます。(敬称略) 辻村深月作品が特に好きで、情報収集や考察が日課。また、作品の舞台になった街へ赴く、聖地巡礼も楽しい。 今まで読んだ本で1番好きなのは、辻村深月 著『子どもたちは夜と遊ぶ』。何度も読み返してるのは、同じく辻村深月 著『スロウハイツの神様』。初めて読んだ高校時代から現在も、わたしに影響を与え続ける、大切な作品たち。 読書の他に、アルトサックス、お菓子作りも好き。
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