旅のお供に。そして読めば、旅したくなる!原田マハ 著『旅屋おかえり』

こんにちは。すーちゃん(@suexxsf)です。

2月に入りましたね。毎日寒いですが、インフルエンザや風邪引いていませんか?
お身体にはご自愛くださいね。

旅のお供

1月はプライベートでも仕事でも、移動が多い月でした。
関西は2回行きましたし、四国にも行きました。

移動となると、手元に本がほしくなり、荷造りと一緒に本棚を眺めます(笑)
そして今回手にしたのが、原田マハ著『旅屋おかえり』です。

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テーマが「旅」

「旅」がテーマの小説は、いくつもあると思います。
その場所がテーマなのか、旅の過程がテーマなのかにもよりますが…

例えば、湊 かなえ 著『物語のおわり』は北海道に行くときに読みたいですし、恩田 陸 著『三月は深き紅の淵を』(『出雲夜想曲』)は山陰に行くときに読みたいですね。
沖縄近辺に行くときは、原田マハ 著『カフーを待ちわびて』や『風のマジム』でしょうか。

マハさんのエッセイで読んだことがあるのですが、旅というか移動が好きなようです。
旅の過程を楽しんでいるようですね。

気がつくと、今日もまた旅をしている。
旅が好きだ。「移動」が好きなのだ。移動している私は、なんだかとてもなごんでいる。頭も心もからっぽで、心地よい風が吹き抜けていく。

これは冒頭に登場する、地の文です。
きっとマハさんの言葉、そのものなのでしょう。

旅そのものはもちろん、様々な場所を舞台にした小説を描いてくれるマハさん。
そのみずみずしい描写が好きです。

『旅屋おかえり』

売れない旅するタレント・「おかえり」こと丘えりかは、唯一 担当していた番組が自分のミスで打ち切りになってしまう。

無職になって途方に暮れていた頃、ひょんなことから、「娘の代わりに旅をしてほしい」という仕事を受けることになる。
前代未聞の旅の代行業“旅屋”として、旅を通じて人と触れ合う、おかえりの物語。

旅の舞台①角館

最初の旅の舞台は、秋田県の角館。
目的は満開の桜。

なかなかうまくいかない旅だけど、その先々で、おかえりが出会う人々や、心の動きがとてもグッと来ます。

わたしもいつか、この満開の桜を見に行きたいと、本作を読むたびに毎回思っています。
きっと圧巻なんだろうなぁ…

かくのだて観光Navi
角館の桜

旅の舞台②内子

2回目の旅は、依頼人の姪を探しに、愛媛県の内子町へ。

わたしが愛媛県出身ということもあって、内子が舞台になったのはとても嬉しかったですね。
以前 行ったこともある場所なので、描写のひとつひとつが懐かしくなりました。

旅の醍醐味

改めて本作を読んでいると、旅のおもしろさ・醍醐味を再認識しました。

なつかしくて美しい風景、ささやかだけどあったかい出会いがあるから、旅に出たいと思う。
そして、「いってらっしゃい」と送り出してくれて、「おかえり」と迎えてくれる誰かがいるから、旅は完結するんだ。

読めば元気に出る小説。
そしてまた旅に出たくなる、そんな素敵な小説です!

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ABOUTこの記事をかいた人

1992年、愛媛県生まれ。愛知県在住。『わたしの本棚』ライター。 好きな本のジャンルはミステリー。読書歴は約10年。辻村深月、東野圭吾、森絵都、恩田陸、原田マハ、村山由佳作品をよく読みます。(敬称略) 辻村深月作品が特に好きで、情報収集や考察が日課。また、作品の舞台になった街へ赴く、聖地巡礼も楽しい。 今まで読んだ本で1番好きなのは、辻村深月 著『子どもたちは夜と遊ぶ』。何度も読み返してるのは、同じく辻村深月 著『スロウハイツの神様』。初めて読んだ高校時代から現在も、わたしに影響を与え続ける、大切な作品たち。 読書の他に、アルトサックス、お菓子作りも好き。
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