こんにちは、すーちゃん(@suexxsf)です。
目次
まずはじめに
私事ですが、先週 17日に26歳の誕生日を迎えました。
トラブルがあり、LINEはほとんど使えなかったのですが、TwitterやInstagram、FacebookといったあらゆるSNSを通して、「お誕生日おめでとう」のお声をいただき、とても嬉しかったです。
わたほんに関わる皆様、わたほんを読んでくださる皆様。いつもありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
自分へのご褒美
ということで、26歳になった自分のご褒美には、下着(ランジェリー)を買いました。
ここ数年ぐらい、下着にはとても無頓着だったわたしが、徒歩圏内にあるイオンのランジェリーセレクトショップで3着購入したのは、理由があります。

大好きな友人が勧めてくれた、『フィッターXの異常な愛情』という小説がきっかけでした。
その友人と一緒に、わたしも最近ダイエットをしてるのですが、友人が「この本を読んで、自分の体のことを見直そうと思った」という気持ちが、よくわかりました。
そんな素敵な小説に出会えたので、ぜひ紹介させてください。
男性フィッターとの出会い
主人公・颯子は、広告代理店に勤める32歳。長年付き合った彼氏と別れて、それ以来彼氏はできておらず。
多忙な日々にかまけて、ブラを付け忘れて出勤したことに気づいたある日。
駆け込んだランジェリーセレクトショップで、男性フィッターに生活習慣の乱れをズバズバしてされます。
ランジェリーNG度
男性フィッターってところで、え!?って感じなのですが、颯子に指摘する内容が、わたしにも身に覚えがありすぎました。

帯の裏側がこれなのですが、皆さんは大丈夫ですか?
たかが下着、されど下着。
別に脱がされるわけでもないし、人から見られない場所ゆえに、わたし自身も怠けていたことを認めます。
秘めたる部分だからこそ、力を抜いてしまいがちなところでした。
見方を変えれば、肌に1番近いところにある下着。
長時間 自分に寄り添っている場所。
1日のコンディションを保てるのも、快適さが保たれるのも、下着が鍵だったのだと知り、驚きました。
フィッティング
わたしも今回、たぶん4年ぶりにフィッティングしてもらいました。
よく聞く話ですが、カップが上がるんですよね。わたしもひとつ上がりました。
フィッティング後の、颯子のこの気持ち、とてもよくわかります。
ー格好いい。とっさに浮かんだのは、そんな感慨だった。大きいか小さいか、セクシーかそうでないか。胸の判断基準なんて、それしかないとずっと思い込んでいた。女らしい丸みを帯びた若々しくてゆたかでエッチな胸こそ、絶対的に正しいと思っていた。だが、鏡に映る自分のバストラインは、シャツの張りのある素材感や直線的なパターンに調和していてスタイリッシュな印象だ。こういう服装には、きりっと尖った知的なバストラインが似合うのか。ファッションによって合わせるブラが変わるとは、新しい発見だった。
ファッションも様々なテイストがあります。
それに合わせたブラを揃えるって、めちゃくちゃおしゃれだと思うんです。
自分にしか見えない。だからこそ、ぴったり合うものを付けると、気持ちに張りが出る。
不思議なもので、自然と背筋も伸びるのです。
「悩んだり立ち止まったりすることがあったら、自分の胸に手を当てて考えてみてください。答えはバストとブラが知っています」
ランジェリーで人生を変えた颯子。
颯子の周りにいる人々も、いろんな悩みを抱えています。
大人になって崩れた体のライン。
自分に自信がない後輩。
長く付き合った元カレの結婚式。
ランジェリーひとつでここまで変わるのか、という感じですが、それもまた夢があっていい。
女に生まれて良かったと思う瞬間は、こんなときかもしれません。
自分の人生は、自分で決めていいということ
社会人になって、周りからまじめだと言われることが多くなりました。
(わたほんの毎週の更新すら、まともに間に合わせられないわたしのどこがまじめなのか、さっぱりわかりませんが…)
こうしなきゃ、という気持ちで自分を押さえつけることは、確かにあります。
例えば習い事(サックス)で、うまくいかずに悔しい思いをしてるときに、同い年の先生が言うんです。
「もっと楽しみなさい」「やらなきゃって思うんじゃなくて、もっと自分本意で良いんだよ」と。
この本を読んだあと、先生からの言葉を思い出しました。
自分を見つめ直すきっかけ
26歳。20代後半となり、自虐的に「アラサーになっちゃった」と話すことはあります。
けれど、本作を読みながら、「年齢とか気にせず、自分の幸せは自分で決めていいんだ」と気づきました。
すごく勇気がもらえました。
サックスの先生が言うとおり、もっと自分本意で人生を楽しんでいこうと思います。
そして何より、わたしが、わたし自身のことを好きになっていこうと決意できました。
自分を見つめ直せる本です。
この本と、今 出会えて良かった。