こんにちは。すーちゃん( @suexxsf )です。
皆さん、「伝え方がうまくなりたい」と思ったことはありませんか?
「何でうまく伝わらないんだろう」と悔しい思いをしたことはありませんか?
わたしはあります。何度もあります。
そのたびに、もどかしい思いをしていました。
そして、うまく伝えることができる人のことを、嫉妬していました。

同じ思いをしている人に、今日は『伝え方が9割』をご紹介します。
チームプレイについて
突然ですが、最近、特に仕事で「チームプレイ」について考えることが多いです。
わたし自身、昔から個人競技ばかりやってきました。
(やってきたスポーツはラケット球技ばかり。それと武道枠ですが弓道)
大勢で物事を進めることに慣れておらず、舵を取ろうとしては失敗。
そういう意味では、わたほん自体も、チームプレイ。わたしの中では、ある種の実験なのです。
言葉の質を高めたい
仕事で、チームとして何かを進めていくことに慣れておらず、付いていくことに必死だったこの3ヶ月。
転職して4ヶ月目に入った今、改めて「言葉の質」について考えていました。
わたほんで毎週書評を書いているときもそうですが、
仕事で同僚たちにお願いするとき、外部の方とお話しするとき、
つまりチームで物事を進めていくときに
もっとうまく伝わらないものか…と常に思っていました。
そして広告業界にいる以上、人の心に刺さるコピーを作りたい。そんな気持ちもありました。
そんな矢先、上司からこの本を借りました。
結論から言いますと、すごく良かった。
コピーひとつにこんな力があるとは思っておらず、また言葉そのものにこんなに大きな力があることに驚きました。
先日、ゆうゆうもキャッチコピーの本を紹介していたので、タイムリーですね…!→書評
人の感情を動かす強いコトバを作るために
本作には、「ノー」を「イエス」に変える技術や、それらの切り口、強いコトバ(特にキャッチコピー)の作り方、長文での応用などが紹介されています。
「ノー」を「イエス」に変える技術
その中でも、「ノー」を「イエス」に変える手法について、少しご紹介します。ステップとしては3つ。
- 自分の頭の中をそのままコトバにしない
- 相手の頭の中を想像する
- 相手のメリットと一致するお願いをつくる(※大事なことは相手の文脈でつくること)
相手をデートに誘うとき。ストレートに「デートしてください」でも良いけれど、勝率が読めないときや、断られそうなとき。このやり方の出番です。
相手の好きなことの切り口で「驚くほど旨いパスタどう?」と誘うとか、
選択の自由という切り口で「驚くほど旨いパスタか石窯のフォカッチャの店どっちがいい?」と誘うなど、
様々な応用を効かせることができます。
個人的に目から鱗だったのは、嫌なこと回避の切り口です。
チカンが止めるために「チカンに注意」というポスターを貼っていたが効果はなかった。
しかし、「住民のみなさまのご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございました」という内容に変えたら、チカンが止まったとのことでした。
相手(=チカン)の頭の中を想像し、住民のチカンを止めたいという願い・チカンの逮捕されたくないという気持ちの、双方のメリットが生んだコトバだったそうです。
相手に届けるために作られたコトバ
「ノー」を「イエス」に変える技術の答えは、相手の中にあります。
(中略) 「お願い」は、あなたのコトバではなく、あなたと相手の共作なのです。
自分の気持ちを伝えることに囚われすぎて、相手の気持ちを考えていないのは意味がない。
コトバは相手に伝えるためにあるということ。
改めてそんなことを考えさせられました。
どのコトバが相手の心に響くのか、ということに、ここまで焦点を当てた内容を読むのを初めて。
どんどん日常生活にも、仕事にも取り入れていきたいです。
タイトルの『伝え方が9割』はマジでした…!
「何でうまく伝わらないんだろう」と悔しい思いをしたことがある方はぜひ、読んでみてはいかがですか?