こんにちは。すーちゃん(@suexxsf)です。
ものすごくプライベートな話をするのですが…(相手にはここに書くことについて、許可を得ました)
つい先日、お付き合いしていた人から、別れを告げられました。
なんとなく察していたから、やっぱりですかと思ってしまいましたが、電話で聞きながら大号泣。
あとから反省するぐらいには、お互い、言い合ってしまいました。
今年26歳になるというのに、本当に、大人げない。
それがたとえ3週間の交際だったとはいえ、思うことはあります。
少なからず、ショックでした。
「ここが嫌だった。気になった」と言われたことを思い出しつつ、いろんな感情をごちゃ混ぜにしながら、本棚から手に取ったのは、『恋愛中毒』でした。

『恋愛中毒』について
概要
本作は、1999年に吉川英治文学新人賞を受賞された作品。
調べてみると、2000年にはドラマ化もされていました。
かなり久しぶりの再読でした。
最後に読んだのは、学生時代だった気がします。
しかし、このタイミングで読むと、書かれていることが自分のことのようでした。
共感を通り越して、とても苦しかったです。
あらすじ
恋愛そのものにのめり込んでしまう水無月は、過去に離婚したときの傷をこれ以上広げまい、とある誓いを立てている。
そんな水無月の前に現れた、小説家・創路。
彼は、水無月の心の中に強引に入ってきた。
創路の愛人のひとりとなった水無月は、彼に振り回される日々が続くが、次第に相手も自分も縛ってしまう…
水無月が立てている、ある誓い
どうか、どうか、私。
これから先の人生、他人を愛しすぎないように。
愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。
(中略)
私が私を裏切ることがないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。
冒頭に出てくる、この誓い。
読んでいて痛々しいです。けれど、わたし自身も、同じことを考えます。
「重い」のは、言われなくてもわかっているし、自覚しています。
けれど、どうしても止められない。こういう愛し方しかできない。
これは、依存なのでしょうか。
名言:「過去に“もしも”を持ち込むな」
本作の後半で、創路が水無月に訊ねるシーンがあります。
創路「考えたことあるか?どうして結婚までした男と、別れることになったか」
水無月「いつも考えてます。でも分からないんです」
創路「じゃあ、もう考えるのはやめろ。過去に“もしも”を持ち込むな」
いわゆる、「タラレバ」ですよね。
「あのとき、~していれば」という過去への願望は、タイムマシンが無い限り、動かすことができない。不動の事実です。
よく言われすぎて、陳腐な言葉になっていまいますが、変えられるのは現在と未来。
創路のこの言葉に、改めてそんなことを考えた次第です。
まとめ
たぶん、この恋は、「平成最後の夏の恋」になるのでしょう。
この夏は、転職したばかりの仕事と、読書に勤しもうと思います。
週末に十分落ち込んだので、あとは這い上がるのみ…!
また女子会では「恋愛って難しい…」と、毎度同じことを言いそうです(笑)
けれど、いつか良い人と出会えたら、そのときは少し周りを見渡して、同じ轍は踏まないように進めていかなきゃと思いました…!