食事デートの頼れる味方!はあちゅう 著『恋が生まれるご飯のために』

食事デート。
相手が彼氏彼女じゃなくても、例えば片思いの相手だとか、会社の上司だとか、シチュエーションはそれぞれですが、外食の機会は何度かあることでしょう。

今回書評を書く、はあちゅうさんの『恋が生まれるご飯のために (幻冬舎文庫)』(単行本『かわいくおごられて気持ちよくおごる方法』改題)は、わたしの中で、食事デートのバイブル本になりました。


本作の冒頭にある、

恋は無理やり起こすものではなく自然に起こるもの。相手とご飯に行くのは、関係の入り口にはなるけれど、ゴールではありません。

という部分は、確かに!と思いました。
ゴールではないがゆえに、ひとつひとつ大切にして、育んでいきたいですよね。
そんなヒントがたっぷり詰まった1冊です。

食事デートのあれこれ

デート中の携帯・スマホ問題

その場にただ存在しているだけではなく、心がその場所にあることはデートの基本。

まず、スマホ問題。
誰かと一緒に行く食事のとき、相手がスマホをいじり始めると、寂しい気持ちになりますよね。

と言いつつ、実はブーメランみたいなもので、自分も気を付けなければ…という自戒でもあります。

作中にあるように、何か断りを入れてから触ると、相手も分かってくれるはず。
せっかく一緒にご飯を食べている時間、大事にしたいですよね。

4回目の壁

デートは誰と行っても3回目までは楽しい。お互いに一通りの持ちネタを話した後、4回目以降を乗り越えられるかどうかが肝。

これは副音声としてはあちゅうさんが書かれている、欄外の部分。
はい、ブーメランです。4回目…肝に命じます。

初対面で爪痕が残せない相手とは、その後の関係が作れないのも納得。
やっぱり1回1回の食事での印象って大事。

おごり・おごられ問題

本作の中での、重要テーマのひとつ。
おごらない男に足りないのはお金じゃなく、誠意と気概

(前略)おごるというのが当たり前じゃないからこそ、おごられたら特別に感じるんですよ。

全面的に同意です。

ご馳走様は4回、おごられ法則は2ラリー半。
これから、実践していきます。詳しくは本作で読んでほしいです!

男女の関係問題

いつ、相手と体の関係を持つか。
早ければビッチだと思われかねないとか、焦らすぐらいが良いとか、巷では本当にいろいろな説があります。

そんな中、

お互いの気持ちが重なった時ならいつでも、ちょうどよいタイミングではないでしょうか。

というはあちゅうさんの言葉、とても良いと思いました。
だってわたしたち、良い大人ですもん。テクニック云々を考えているうちにそのタイミングが流れたら、悲劇でしょう…

恋愛というのは何よりタイミングが大事です。自分も相手もフリーで、相手に気持ちが向いている時というのは、奇跡のような一瞬なのです。

その奇跡の瞬間を大事にしたいものです。逃したくないですから。

日常を楽しめる力

食事の場面において女子はたぶん、相手の男性に、「普通を特別に変える能力」があるかどうかを見極めているのです。日常を自ら楽しくする力がある人なら、人生のどんな場面でも楽しめますから。

正直、言語化されてようやく、そういうことだったのか…!と腑に落ちました。

食事という、本当に日常の出来事を、いかに楽しめるか。工夫できるか。
それらを見て、「この人となら、この先もやっていけるかも」と、わたしたちは見極めているのかもしれません。

そして、はあちゅうさんが、おわりに、で書かれている、

恋愛は、楽しくご飯を食べられる相手を見つけること、そして結婚は、一生一緒にご飯を食べる約束だと思っています。

この考え方が素敵です。

これからの食事デートに活かせる要素がいっぱい。素敵なご飯相手探しに繋げていきたいです…!