【夏の本特集】高校生最後の夏を思い出す。加藤千恵 著『ハッピー☆アイスクリーム』

7月後半は「夏の本特集」ウィーク!

初の特集トップバッターでちょっと緊張してます、みさき(@misaki2018jp)です。

7月も後半で暑い日が続きますが、あなたは「高校生最後の夏」のことを覚えていますか?

今回紹介する夏の本は加藤千恵さんの『ハッピー☆︎アイスクリームです。
高校生が主人公の5つの物語の短編集。その中でも『十八歳で夏』をピックアップしました。

タイトルどおり、18歳、高校最後の夏の話です。若く、悩む高校時代を少し思い出してみ ませんか?

 

18歳の夏、少し変わった出会いをした

 

高校生最後の夏。第一志望校の合格可能性判定は下から2番目のD。大学生になるのは簡単だと思っていた。

自分がどうなっていくのかわからない。予備校の帰り道、大きな公園を通 り抜けようとすると歌声が聞こえた。

そこには路上ライブをしている大学生がいた。

 

「自分が何をやりたいかわかってる人なんて、ほんとはものすごく少ないんじゃないかなあ」


自分がなにをやりたいかわからない人はきっと高校生に多い。進路に悩む高校最後の夏。

でも同じように悩む人は大学生にもいるどころか社会人でさえ多いと思う。みんながみんな何かに夢中になってきらきらしてるように見えるときもあるけどそんなことはない。

大学生の彼がひとりごとみたいにさらっというのもいい。 そしてそのあとに連れてってもらった先とは、、?

 

そんなわけないけどあたし自分だけはずっと16だと思ってた

わかる、気がする。3月生まれだから同い年の中でも年を重ねるのが遅いし、今22歳だから 社会に出れば若いほう。

でも16や18の高校生から4年以上も経ってる。2度と戻れない18 歳。どれだけ濃い1日を過ごしても、なんとなく過ごしてもあっというまに年を重ねてしまう。ずっとなんて思っていたいけどそんなの夢だ。

 

青春を取り戻す短歌

 

物語の途中でどこか懐かしい甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれて、たまに刺さる短歌が あります。そして最後にも短歌集がありますのでいくつかご紹介します。

どうしようどうしていいかわかんないどうしようあたしあの人が好き

 

合格を祈願している場合じゃない だってあたしは恋をしたのだ

 

欲しいとか欲しくないとかくだらない理屈の前に奪ったらどう?

 

著者の加藤さんが高校生のときに書いた短歌だそうです。 私の好みで恋愛ばかりになっていましたが恋愛だけではないです!
短歌という短い字数の中でうまく気持ちをまとめることができるのは素敵ですよね。短い分、こういう状況なのかな と考えてみたり。ああ、わたしもどうしよう。と思うような好きな人に出会いたい。

実はこの本は私のInstagramのフォロワーさんに教えていただいた1冊です。

わたほんメンバーとの企画会議のときに「夏の本」という案を出したくせに、あまり「夏」というワー ドの本がぱっと思いつかず… 。フォロワーさんに聞いて教えていただきました。まさに私の好きな雰囲気の物語で「さすが、 わかってる…!」となりました(笑)

みなさんもぜひ!Instagramのフォローもお待ちしてます。

ではでは、みさきでした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1996年、東京都出身。 読む本のジャンル:恋愛、ミステリーの小説メイン。たまにエッセイや自己啓発。 好きな作家:有川浩、西加奈子、はあちゅう、湊かなえ、東野圭吾 (敬称略) など 個人のInstagramでも読んだ本を紹介しています。 わたほんの公式Instagramも担当 年間読書数100冊以上。
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