島本理生 著『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』

私はInstagramで表紙を見て気になったものを読んでみる、ということをしばしばやります。

その中の1冊が今回紹介する「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」である。

あらすじ

どこへ行けるかわからない恋

アラサーOLの知世は仕事で知り合った年上バツイチの椎名と半年前に知り合う。ごはんに行ったりするうちにだんだん彼に惹かれて行く知世。それは片思いではなく、椎名も知世のことを好きになっていた。まさかのハッピーエンドの嬉しさに泣きそうになる知世だったが、椎名から発せられた言葉は「でも付き合えないんだ」だった。知世は「ゆっくり会いながら、考えよう?」そう答えて、どこへ行けるかわからない恋を始めた。

アラサー女子の世界

三十代という年齢はいささか現実を中途半端に知りすぎている

仕事。結婚。出産。これらの分岐点となってくるアラサー。恋愛も「好き、この人ともっと一緒にいたい」それだけではうまくいかない、なんて20代の私でも聞いたことがある。それでも好きになったら止められないし、世間の目を気にしたり他の事情で躊躇してしまうような恋愛をする大人にはなりたくない、、!

ただこの物語では椎名の持っている事情が今まで想像もしたことのない事情を抱えている。自分だったらどう向き合うか正直今でも想像ができない。しっかりと向き合うかもしれないし、逃げてしまうかもしれない。きっと本当に直面しないとわからないと思う。

友達や家族とのリアルな人間関係

「飯田ちゃんは最近、好きな人いないの?」
「既婚ばっか」

 

こんな女友達と恋愛報告をしたり、休みを合わせて旅行に行ったり、あとは妹が先に結婚とか。20代にはアラサーのリアルわからないと言われればそれまでだが、きっとこんな感じなんだろうと思う。20代より複雑になって行く人間関係の中でしっかり自分の軸を持って前を向いていきたい。

この恋の行方は?

どこへ行けるかわからない恋。ぜひその行方を見守ってみてください。読み始めるとタイトルの意味もわかるはず。

 

ABOUTこの記事をかいた人

1996年、東京都出身。 読む本のジャンル:恋愛、ミステリーの小説メイン。たまにエッセイや自己啓発。 好きな作家:有川浩、西加奈子、はあちゅう、湊かなえ、東野圭吾 (敬称略) など 個人のInstagramでも読んだ本を紹介しています。 わたほんの公式Instagramも担当 年間読書数100冊以上。