「毎日かあさん」などの作品でおなじみの西原理恵子さん。女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと
貧しい田舎で育ち、進学することも、上京することも、当たり前に許される環境じゃなかったそう。
全てを捨てて高知から上京した彼女が伝えたい、女の子が生きていくときに必要なことってなんだと思いますか?

肌の手入れを怠らないこと?男性を落とすテクニック?いいえ、
目次
自分でちゃんと稼いで自分の足で歩くということ
お寿司も指輪も自分で買えるようになる
つぶれない会社、病気にならない夫はこの世に存在しません。そうなってから「やだ。私、何にも悪くないのに」じゃ、通らない。
5分間ルール
反抗期の娘さんと接して感情的になってしまったときに5分だけ別に部屋に行って冷静になるというルール。元々は発達障害のお子さんを持っているお母さんのためのメソッドだそうで、西原さんは反抗期の娘さんに活用。ですが、これは子育てに限らず様々な場面で応用できるテクニックだと思います。兄弟と喧嘩したとき、同棲中の恋人と喧嘩したとき、全ての人間関係で使えます。一旦冷静になって、取り付かないことにならないように。
周りの人と自分がどう違うのかを、客観的に判断できるようになってスタート地点
ダメならダメでいい。自分がわからずに苦しむよりダメなら早くわかった方がいい。道はひとつじゃない。きちんと切り替えができることが大事。逃げることもできるし、絶対にあなたに合った道があります。この本を読んで曲げていいんだ、逃げていいんだ、と気づき気持ちが楽になりました。
自由は有料
この言葉が一番印象に残りました。自由は自分で勝ち取るもの。お金がなければ何もできない。自由な時間も使えるお金も自分で作らなければならないのだ、と。「好きなことだから、お金はもらわなくてもいい」は間違い。好きなことで生きていきたいなら、それでちゃんとお金が稼げるようにならないといけないんです。
暴力から逃げ遅れないために
理不尽な暴力って最初は気づけないそうです。アルコール依存やDVなどの暴力は病気です。普段が優しいから、私が悪いの、私さえ我慢すればいいなんて絶対にやめて下さい。あなたのためにも、相手のためにもプロに任せましょう。これは本当に全員に頭に入れてほしいです。傷ついてからじゃ遅いんです。自分の身は自分で守るもの。後になってからじゃ遅いんです。
全女性必見!
まさにこれから働いて生きていく20歳前後の女性にはもちろん、女の子を育てるお母さんにも読んでほしい一冊。とはいえ、反抗期の息子さんや娘さんとの付き合い方も書いてあるので、うちの子は男の子だからなんて思わずにぜひ手にとってもらいたいです。