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世界から文字が、言葉が消えていくとしたら。 筒井康隆 著 『残像に口紅を』
はじめに 初めてのかたははじめまして、そうでない方はこんにちは。環です。 本日は、筒井康隆さんの「残像に口紅を」をご紹介します。 読後... -
恋は罪悪ですよ。 夏目漱石 著『こころ』
こんにちわ、今回書評を書く1冊は夏目漱石の「こころ」です。 日本を代表する文豪とも言える夏目漱石。その中でも普及の名作と言われ続ける「... -
空のめぐりのめあて。宮沢賢治 著『双子の星』
あまのがわのにしのきしを、 すこしはなれた そらの井戸。 みずはこころ そこもきらら、 まわりをかこむ あおいほし。 夜鷹ふくろう ... -
「推し」はあたしの「背骨」 宇佐見りん『推し、燃ゆ』
突然ですが、あなたには「推し」はいますか? アイドルや俳優などの芸能人でしょうか? それともスポーツ選手やアニメキャラクターでし... -
“友情”をどう考えるか。 武者小路実篤 著 『友情』
こんにちは、環(@echo3i_r)です。 今日の書評では武者小路実篤の代表作『友情』をご紹介したいと思います。 この『友情』は、今... -
恋愛の楽しさと儚さを両方教えてくれる物語 辻仁成 著『サヨナライツカ』
「君は死ぬときに、誰かを愛したことを思い出すかな、それとも、誰かに愛されたことを思い出す?」 サヨナライツカはタイ・バンコクを舞台に繰り広... -
1つの恋が世界を救う。有川浩『塩の街』
「もしこの世界が終わってしまうなら、あなたは誰と一緒にいたいですか。」 何気なく変わり映えのない日常を送っていた時には、この問いを考え... -
ぶつかり合うから、音楽は輝く。感動の吹奏楽小説!額賀 澪 著『風に恋う』
以前、額賀 澪さんの『屋上のウインドノーツ』の書評でも書きましたが、ここ2年半ほど、アルトサックスを習っています。すーちゃん(@suexxs... -
ジョージ・G・ロビンソン原作 『思い出のマーニー』の世界観
「この世には、目に見えない魔法の輪がある」 「輪には内側と外側があって、私は外側の人間」 「でもそんなのはどうだっていいの」 「――私... -
すれ違う魂の物語。江國香織 著『落下する夕方』
みなさま、こんにちは!コメダワラ(@pantokome_)です。 近頃、お昼時の気温に油断して薄着で出てしまい、夜の容赦ない寒さに凍え... -
【5月企画/名言特集】どうせ、愛は間違える―F著 『真夜中乙女戦争』
名言企画も終盤に入って来ました・・・! 今回は今Twitterで話題の、Fの著作『真夜中乙女戦争』より。 前作の16万部突破エッセイ... -
【特集/人生に影響を与えた3冊】この本を読んだから私は私になった のい
こんにちは、のいです。少し秋らしくなってきましたね!秋はおいしい食べ物が多い季節なので楽しみです。 今日は特集に参加し、人生に影響を与... -
氷詰めの息苦しさを、感じているあなたへ。 辻村深月 著 『凍りのくじら』
こんにちは、環(@echo3i_r)です! 今日は辻村深月さんの小説『凍りのくじら』を紹介したいと思います。 「誰か... -
さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ――有川浩 著 『旅猫リポート』
ベタが欲しいときってないですか、みなさん。 この世には、あらゆる物語が溢れていますよね。恋愛でもミステリーでも学校ものでもジャンルを問わず... -
世間はクリスマス!大好きな辻村深月作品の、クリスマスエピソード集!!
こんにちは、すーちゃんです。 早いものでもう年末。クリスマスまではあと2日!?になりました。 クリスマス前に読みたい本 クリスマスが近... -
死と向き合い、生を見つめ直す。坂井希久子 著『妻の終活』
こんにちは、すーちゃんです。 Twitterで見たときから、前々から気になっていた小説。 『妻の終活』を読みました。 今回、紹介さ... -
ローラ・インガルス・ワイルダー 著 谷口由美子 訳『長い冬』
みなさま、お久しぶりです。久々の書評です。今回取り上げる本は『大草原の小さな家』シリーズから、『長い冬』です。 どうしてこの本を取り上... -
思い出の宝箱をそっと 中勘助 著『銀の匙』
こんにちわ!最近往年の名作を読むのにハマっています。 私の家の近くには蔦屋書店があるのですが、そこで11月に面白い企画をやっていました... -
夏のノスタルジックな思いがつのる。 佐藤多佳子 著 『サマータイム』
こんにちは、環(@echo3i_r)です! 梅雨も明け、季節は夏。私は暑さに弱いので、夏は苦手です。 しかし! 私は映画や小説のなか... -
孤独と孤独が出会い、光が生まれる。川上未映子 著『すべて真夜中の恋人たち』
こんにちは、環(@echo3i_r)です! 空気が少し痛いくらい冷たくて、静かで、どこか寂しい… そんな冬の夜にぴったりだと思う大好... -
また、みんなに会えた。J.K.ローリング 著『ハリー・ポッターと呪いの子』
こんにちは。のいです。 2019年の最後は「ハリー・ポッター」シリーズの続編的立ち位置の、「ハリー・ポッターと呪いの子」をご紹介させて... -
【わたしの本の楽しみ方】読書をするときのとっておきのメモ術!
6月の後半企画は、 『わたしの本の楽しみ方』ウィーク! 先日、わたほんライターで企画会議をした際に、 「併読派か、それとも1冊読み... -
”あたりまえ”って、嬉しい。魚住直子 著『クマのあたりまえ』
みなさま、こんにちは!コメダワラと申します。 この頃一気に寒くなり、「もうすぐ動物たちも冬眠の準備を始める頃かなあ」と考えていたらとっ... -
事実と真実は違う。凪良ゆう『流浪の月』
2021年になって初めての書評です。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 毎年1月になると楽しみにしていることがあります。 ... -
愛とその代償。 J・ティプトリー・Jr 著 『たったひとつの冴えたやりかた』
タイトルだけは知っているけれど、読んだことはなくあらすじなど詳しいことは知らなかった、『たったひとつの冴えたやりかた』という小説を本日はご紹... -
本当の自由を獲得するために、わたしは飛ぶ。原田マハ 著『翼をください』
こんにちは。すーちゃん( @suexxsf )です。 今日は、原田マハ 著『翼をください』を紹介させてください。 わたしのお気に入り... -
ひとりでいたい、でも誰かと繋がっていたい僕たち。 佐藤多佳子 著 『明るい夜に出かけて』
こんにちは、環(@echo3i_r)です! 先日、佐藤多佳子さんの小説『明るい夜に出かけて』を読みました。 ラジオ好きな方や、過去に... -
「あなた」と「わたし」から生まれる大切な言葉 瀬尾まいこ 著『強運の持ち主』
今回ご紹介する1冊は瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」です。 そして、バトンは渡されたが2019年の本屋大賞を受賞した瀬... -
人は、一度めぐり合った人と二度と別れることはできない―大崎 善生 著『パイロットフィッシュ 』
「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない―。」 今まで出会った人、関わってきた人、 家族、友達、恋人、過去の人・・・ ... -
今日のこころは、何色ですか?おーなり由子 著『きれいな色とことば』
みなさま、こんにちは!コメダワラと申します。 突然ですが、みなさんはどんな色が好きですか?パステルカラー?原色系?それとも、きりっとし... -
ほんとうのさいわいを探しに行く― 宮沢賢治 著 『銀河鉄道の夜』
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったね、どこまでもどこまでも一緒に行こう」 こんにちは、みき(@_miki972)です! 夏に... -
たった10人で、箱根駅伝を目指せ!三浦しをん 著『風が強く吹いている』
皆さま、新年明けましておめでとうございます、環(@echo3i_r)です! 2019年1月1日(火)の書評記事です。 今年もどうぞよろし... -
深い孤独とやわらかな愛情 一度は読んでおきたい 吉本ばなな 著 『キッチン』
はじめに こんにちわ、さっちーです! この間友人と話しをしていた時に、友人が「吉本ばななさんのキッチンにすごく救われた」と話をしてい... -
自分の人生を他人ごとのように生きてみるー森絵都 著『カラフル』
自分が自分であることに肯定できない時、 周りで起こることに重たく受け止めしんどくなってしまっている時、 落ち込んでし... -
世界35ヶ国で翻訳され、読みつがれる永遠のベストセラー小説 吉本ばなな 著『キッチン』
こんにちは!もるです。 「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」 の冒頭から始まるストーリー。 吉本ばななさんの処女作... -
人生の知恵を旅から学ぶー パウロ・コエーリョ著『アルケミスト』
こんにちは、もるです! 今回は私が何故か3冊持っている本を紹介したいと思います。 中国語バージョンも台湾に行った際に書店で見... -
才能って結局何なのか? サマセット・モーム 著『月と六ペンス』
こんにちは、のいです。今日は、私の好きな小説ランキングトップ3に入っている、イギリスの作家、サマセット・モーム(1874―1965)の「月と... -
隠されたメッセージを集めて 伊坂幸太郎 著『重力ピエロ』
こんにちわ、さっちーです🌷 過去の本屋大賞を読んでみようシリーズ、今回ご紹介するのは2004年の5位受賞作品、伊坂幸太... -
有川浩『レインツリーの国』”これは恋の話です。ただヒロインが聴覚のハンデを持っているだけの。””
何気なく手に取った本から、思わず学んだ経験はありませんか? 私にとって、今回紹介する本『レインツリーの国』は、正に思わず学んだ本でした... -
生と死のはざまの激情を描く、ほの暗い短編集 三浦しをん 著 『天国旅行』
はじめに 初めてのかたははじめまして、そうでない方はこんにちは。環です。 本日、ご紹介するのは三浦しをんさんの短編集、『天国旅行』で... -
こじらせ男子の別れ話! 三島由紀夫 著『雨のなかの噴水』
人生で最初の別れ話! それは彼がずっと前から夢みてきた事柄で、それがやっと現実のものになったのだ。 今回紹介するのは三島由紀夫の「雨のな... -
【5月企画/名言特集】全身全霊の恋愛小説!西加奈子 著「白いしるし」
5月企画の【名言集】! 私は大好きな西加奈子さんの「白いしるし」からピックアップします! 32歳、独身女性の夏目は真っ白な絵を描... -
【夏の本特集】勝ち負け、こだわりって? 誉田 哲也 著『武士道シックスティーン』
7月後半の「夏の本特集」ウィーク! 続きまして、もるです。 この連日続く猛暑に、「今年の夏は異常に違いないぞ!」と、去年も同じことを... -
大切なのは、自分で決めるということ。梨木 香歩 著『西の魔女が死んだ』
「まいは、魔女って知っていますか」 「魔女?黒い服を着て、箒に乗ったりする魔法使いのこと?」 こんにちは、みき(@_miki0972... -
ひとりで暮らす、あなたに読んでほしい! 小野寺史宣 著 『ひと』
こんにちは、環(@echo3i_r)です! 今回は小野寺史宣さんの小説『ひと』をご紹介します。 2019年の本屋大賞第2位の小説です... -
京の町をずんずん歩く乙女の物語―森見登美彦 著 『夜は短し歩けよ乙女』
夜の帳が落ちて、居酒屋から漏れる明かりが暖簾をぼんやり照らしている。 周りをみれば、四方八方赤ら顔の人たちが、何がそんなに面白いのか楽... -
クリスマスイブの呪いを解く。村上春樹 佐々木マキ 著『羊男のクリスマス』
こんばんは、花です。もうコートやマフラーが必要なくらい寒くなってきましたね。 12月にはいり、街中のどこにいてもクリスマスを感じます。 ... -
あの映画の原作!東野圭吾 著『マスカレードホテル』
こんにちわ、さっちーです こんにちわ、さっちーです。 先日生まれて初めて親不知の抜歯をしました。ちょっと難しい親不知らしく、... -
四者四様、姉妹が選ぶ道は。L.M.オルコット 著『続 若草物語』
皆様こんにちは、のいです。今日の書評は「続 若草物語」です。「若草物語」ではありません。 はじめに さて、のっけからオタクな感じ... -
衝撃のデビュー作 伊坂幸太郎 著『オーデュボンの祈り』
今回ご紹介する1冊は、今年作家生活20周年を迎えた伊坂幸太郎さんのデビュー作、『オーデュボンの祈り』です。 デビュー作にして、圧倒的な...
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