見た目はクール、中身は熱い男の自叙伝。前田裕二 著 『人生の勝算』 

こんにちわ!マコです。

皆さんはSHOWROOMの前田さんをご存知ですか?最近TVにも登場されることが多く、「知ってる!」という方も増えてきたのではないでしょうか。
2018年年末にメモの魔力を出版されてからその知名度は一気にあがったようにも感じます。

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2018.12.30

今日はそんな前田さんの初著「人生の勝算」を紹介させてください。

この本について

この本は前田さんの人生・仕事論・SHOWROOMの今後の展望について書かれています。

前田さんは1987年生まれ。8歳の時にお母さまが亡くなり、お兄様と二人で生活。小6でギターの弾き語り→早稲田大学卒業→外資系金融会社に就職→DeNAに転職→SHOWROOMを起業といった壮絶な人生を送られています。

その人生の節目で出会った人たち、自分がなにを考え、何を実行してきたのか、やさしく、わかりやすい文章で描かれています。

外資系金融時代の上司宇田川さんやDeNA創業者の南場さんや秋元康さんとのエピソードは読みごたえがあります。

 

「前向き課金」と「後ろ向き課金」

SHOWROOMのビジネスモデルを語っているところにこの章があります。

例えば大手動画サービスの広告モデルは後ろ向き課金。ユーザーにとって邪魔な広告をはずすのに課金するわけですから、お金を払う側はしょうがなくお金を払っているわけで気持ちが後ろ向きな訳です。

これからの時代は、お金を払うかどうかの判断はユーザーに委ねる。いいと思ったら気持ちを対価に表してお金を払う=前向き課金だというお話です。

SHOWROOMのように、

演者が全力で情熱をかけてパフォーマンスする

ユーザーの誰かの心が動く

感動を受けた人が感動を与えた人に直接感謝ができる

といった流れが理想です。

他人に強制されるのではなく、自分から行う消費(課金)は、そこに主体性がありポジティブで暖かい感情が伴う=前向きな課金と捉えることができ、これこそがこれからの時代の課金スタイルだと前田さんは考えています。

これからのビジネスを読み解くヒントがたくさん詰まっている本

この本にはビジネスとして役立つヒントやキーワードがたくさん詰まっているように感じます。そのいくつかのキーワードをご紹介します。

ファンビジネスで成功するには「インタラクティブ性」と「共感」

SHOWROOM内でなぜ50歳のアイドルに500人以上の固定ファンができるのか?

消費スタイルの変化

これまではモノ消費・コンテンツ消費。これからはヒト消費・ストーリー消費

スナックと床屋はつぶれない

ハイボールを飲みたくてスナックに行っているのではない、そこにいる人間的なつながりの価値を消費している。床屋も同じ。

これらに共通しているのは未完であること、欠けている事である。

クオリティの定義

SHOWROOMでのクオリティとは歌のうまさや芸術性ではない。

コンテンツの供給側と受け取る側が心でつながって、そこに絆が生まれること、コミュニティが生まれること。

 

メモの魔力と合わせて読みたい1冊

メモの魔力で前田さんを知った方もぜひ人生の勝算を読んでほしいなと思います。

より一層メモの魔力を楽しめるでしょう。

時代をつくる起業家の思考や行動がわかる1冊です。お楽しみください。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

わたしの本棚 管理人。 1978年生まれ 大学卒業後、ITベンチャー企業の経営者 →2018年社会起業家へ転身 。 NPO法人アンリーシュの創業・代表。 趣味:読書、オンラインコミュニティ研究、など 好きな作家:村上春樹、平野啓一郎、石田衣良、西野亮廣、見城徹、 堀江貴文 他   【読書にはまったきっかけ】 時間を持て余していた大学時代に、図書館で村上龍のコインロッカー・ベイビーズに出会い、読書にのめりこむ。 その後村上春樹作品に没頭し、青春時代に多大なる影響を受ける。