狭く深い世界観が魅力。嶽本野ばら 著『ミシン』

こんにちわ。マコ@管理人です。

僕は高校生くらいから急激にファッションに目覚め、ファッション雑誌を読み漁ったり、ショップに服を見に行くのが大好きになりました。

そのファッション熱は大学生になっても冷めることなく、むしろ過熱していき、とうとうファッションに関連した仕事に就きたいと思う様にもなりました。

就職活動は主にファッション業界、出版業界(ファッション雑誌がやりたかった)、小売業界(服を売りたかった)中心に志望し、ある百貨店に入社しました。

その後、念願かなってバイヤーになり、パリコレ・ミラノコレクションを見に行くことやNYにショップリサーチなどさせていただく機会に恵まれました。

今もファッション通販サイトのコンサルティングの仕事をするなど、ファッション業界には片足突っ込んでいる気持ちでいます。

今回紹介する本は、そんなファッションが大好きな僕が「わかる、わかる」と頷きながら読んだ小説です。

この本は、わたほん書評家ののんのさんから頂いた本「ミシン」です。以前のんのさんもとっても愛にあふれる書評を書いていました。

この本には、「世界の終わりという名の雑貨店」と「ミシン」という2つの短編小説が綴られています。

今回僕が紹介するのは、「世界の終わりという名の雑貨店」です!

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著者の嶽本野ばらさん

嶽本野ばら(たけもとのばら)さんは、京都府宇治市生まれ。

2000年「ミシン」で小説家デビュー、その後2003年「エミリー」、04年「ロリヰタ」が三島由紀夫賞候補になります。有名なところだと、映画にもなった「下妻物語」(深田恭子と土屋アンナがでてる)なども野ばらさんの作品です。

ロリータファッション中心に、ファッションに詳しい人なんですよね。(きっと)

実は僕も京都府宇治出身で。それにファッションの仕事してたから、この作品は読んでてとても想像しやすかったです。

 

京都の街を駆け抜ける二人、ヴィヴィアンウエストウッドへの愛

この本は、京都市の街を舞台に雑貨店を始める主人公、その店に通い始める少女。最初は客と店主。しかも特に仲良くなるわけでもない不思議な関係。やがて二人は恋に落ち駆け落ちするように京都を離れ二人で遠くに行く…というあらすじなのですが、ファッションブランドのヴィヴィアンウエストウッドがキーアイテムとして頻繁に登場します。

きっと著者である野ばらさんもヴィヴィアンが好きなんだろうなと感じさせます。

個人的な話になってしまいますが、僕も高校の時、長く付き合ってた彼女がいて、ヴィヴィアン大好きだっから、ちょっと思い出したりして、勝手に懐かしくなりながら読み進めていました笑(当時の彼女は、今何してるだろう…元気かなー。まだ京都にいるのかな?なんて妄想しながら(笑))

小説にでてくる描写に共感しまくりでした!

小説に出てくる、お気に入りのマフラーを見つけるためにヨージヤマモトやギャルソンの店に行ったり、最後は京都駅でケイタの店でマフラー買っってあげるシーンも、黄檗(宇治市にあるローカルな地名(駅名))の病院も、全部、あの場所のことだって想像しながら読んでいました。こうやって具体的な場所やブランドなどを知っていると、どんどん小説の世界に引き込まれていきます。

小説の主人公に、「すっごい分かる!」って共感しまくりながら読んだ小説でした。

 

10代後半に読んでおきたい小説

わたほんの読者層に10代の方は少ないかもしれませんが、もしこの書評を読んだあなたが10代後半ならぜひこの小説を読んでみてほしいです。

僕は今40歳になりましたが、この小説を読むと、自分の10代の甘酸っぱい頃を思い出すし、
もし高校生や大学生の頃に読んでると、虜になってたこと間違いなしだわって思いました!

「狭く自分の心の深い部分に浸透していく世界観」をぜひのぞいてみてください!

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