人生の節目に寄り添った本と私 中江有里 著『わたしの本棚』

こんにちわMakoです。

今日紹介する本はわたしの本棚というタイトルです。

お気づきかもしれませんが、この書評サイトと同じ名前の本なのです。

このサイトを作るとき、

今のメンバーとあれやこれやと0ベースでアイデアを出しながら

サイト名を決めたので、この本から名前をとったというわけではないのですが。

 

 

しかしグーグルなどで検索すると

いつも最上位に表示されるこの本のことは

常に頭の片隅にありました。

今日は少し縁があるこの本を紹介していきます。

この書評はこんな方におすすめ!

・人生で迷った時や苦しかった時、本に助けられた経験がある方

・たくさんの本を読み、人生と本との関わりに興味がある方

・書評の書き方を学びたい方

 

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この本との出会い

このサイト=わたしの本棚(以下、わたほん)を立ち上げて3か月目に突入しました。

お陰様でこのサイトは月間2,000人近くの方に読んでいただくサイトに成長し、

いよいよ次の成長へと進まねばいけない時期に来たと考えるようになりました。

いままでどおり変えないで大切にしたいことと、

この2か月で学んだことを生かし、やり方を変えて行かなければいけないこと・・・

そんなことを毎日考えている中で、ふとこの本がサイト名を同じだったことを思い出し

「何かのきっかけになるかもしれない」と思い、手に取りました。

 

著者の中江有里さんについて

この本の著者は、女優で作家の中江有里さん。

NHK BS2の「週刊ブックレビュー」で長年を司会をされ、

現在はフジテレビ系列の「とくダネ」にコメンテーターとして出演されています。

週刊ブックレビュー時代は、毎週4冊の本を番組のために読み込んでいらっしゃったそうです。

読書に関する講演やエッセイ、書評も多く手掛けてるまさに「書評のプロ」といった方です。

 

わたしの本棚という本について

この本は、中江さんの小学校からの人生で起きたことを紹介しながら、

その節目となる時に影響を受けた本を紹介されています。

小学生のころに両親が離婚したときのエピソードと一緒に紹介されたエクトール・マロ著「家なき子」からはじまり、

全部で24冊の本が紹介されています。

普段書評を書いている私は、この本を読んで、自分の書く書評と大きく違う点に気付かされます。

それは私が書く普段の書評は、”単なる本の紹介”でしかなく、

中江さんの書く書評は、「自分の人生に寄り添った本を紹介している」という事です。

言い換えると、

私の書評は「本が主役」ですが、

中江さんの書評は「自分の人生が主役」なのです。

読者からすると、中江さんの人生エピソードで興味を引き付けられた状態で、

本がさりげなく紹介されますので、その本に対しても興味の引き付けられ方が強いのです。

この点はこれからの書評の書き方の参考になりました。

 

好きな名言:「好きに書き綴るのではない、好きなことを書いて誰かに伝えるのだ」

 

この本の第3章「私が私であること」の中にこのフレーズが出てきます。

俳優として活動していた中江さんが、あることをきっかけに、書くことを仕事にする事を決意し、脚本を書き始めたときのエピソードです。

それまでの私にとって書くことは、自分の好きな世界を作り上げることだった。

それは自分が満足するだけでいい。

(中略)

(しかし今は、)それまでの執筆とはまるで違う体験だった。

好きに書き綴るのではない。好きなことを書いて誰かに伝えるのだ。

まさに今私がこれからのわたほんについて成長を遂げたいと思っている気持ちと近しいものがあり、

この名言が心に留まりました。

 

まとめ

中江さんはあとがきで本に対して向き合う姿勢や感情について書かれています。

  • 小学校から”かじりつくように本を読んだ”
  • 本を選ぶのは、実に怖いことだ。自分で選んでいるはずなのに、読んでいる本にいつも試されている気分になる
  • しかし、その本が自分を支え、励ましてくれたのは事実だ。それでいいじゃないか。
  • 本は逃げるための手段で道具である。逃げるのは決して悪いことじゃない、意欲があるしるしなのだから。

 

私は中江さんほど本と向き合って生きてはこなかったかもしれない。

これまでの人生の中で、あの時こんな本を読んだなーと思い返せるものは数冊あるかないかです。

しかし今私の人生の節目に出会ったこの本のことは、これから先も忘れないだろうと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

わたしの本棚 管理人。 1978年生まれ。京都生まれ東京在住。 大学卒業後、ITベンチャー企業の経営者 →2018年社会起業家へ転身 。 NPO法人アンリーシュの創業・代表。 好きな作家:村上春樹、平野啓一郎、石田衣良、西野亮廣、見城徹、 堀江貴文 他  
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