”考えること”していますか? 山田ズーニー 著『おとなの小論文教室』

こんにちわ。Makoです。

ほぼ日刊イトイ新聞で人気コラムとなっている山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室。 (河出文庫)」を読みました。

写真の本は、2006年の頃のデザイン。

今日はこの小論文のようなコラムについてご紹介いたします。

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この本との出会い

もともと山田ズーニーさんのことが特に詳しかったわけではないんです。

「コラムを書いている人」なんとなくそんなイメージがあっただけ。

一度か二度とそのコラムを読んだことがある私は、山田ズーニーさんのコラムって読みやすくて心の中に入って来やすいという印象だけがありました。

 

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以前図書館に立ち寄った時、一通り調べ物が終わり、少し時間があったので館内をゆっくりみて回っていました。

こういう時間ってとても楽しいですよね。(笑)

当時の私は文章力をあげたいと躍起になっていました。

いや、文章力というより「自分の考えていることが適切な形で言葉で表現できるようになりたい」と考えていたのかもしれない。

そのようなアンテナを立てているとき、この本と出会いました。

 

おとなの小論文教室とはどういう本?

この本は、自分の頭で考え、自分の想いを、自分の言葉で表現したいという人に、「考える」機会と勇気、小さな技術をレッスン形式で提供していく本です。

自分の頭で考える、表現するということを25のレッスン形式で綴られています。

ほぼ日の読者からのメールなど具体例を出しながら、ズーニーさんが解説を入れていくスタイル。

とても読みやすく、すらすら頭に入ってくるのが特徴です。

高校時代や大学生の頃などこれからの人生や進路を決めるときに読んでみたかったなと思う。

ある種、国語の授業や道徳の授業で課題図書として読み、クラスメートと議論するのも楽しそうな本です。

 

この本で注目したところ

この本の中で、ズーニーさんはこう言っています。

「今、自分の想っていることを、言葉にして表現する」

このシンプルなことがなぜできないのか?

それは思いと言葉が通じるには考える力が要るからである

考えるとは、

  1. 「自分がもやもやしていること、自分は本当はどうしたいのか?」と問い、
  2. 心のそこにあるものを汲み上げ、
  3. 整理し、言葉にしていく行為

なのだと。

そして考える力のメリットについても言及されています。

  • 自分を表現することがもっと自由になる
  • 自分の頭で考える人が増えたら、世の中はもっと面白くなる

と。

考えるということをしなくなった現代社会

現代社会の中で、常にスマホやTVと密接な関係にある私たちは、

次々にやってくる情報のシャワーにより、受動的な生活を送っている気がします。

考えるということをしなくなったなぁと思うのです。

日常生活の中であまり考えずに意思決定をしていることにこの本を読んで気づかされました。

この本の中でも、ズーニーさんは、考えるとは「問い」をもつことから始めるともおっしゃっています。

なるほど、自分に問いかけることが少なくなっていたと痛感します。

 

***

話は少しそれますが、

最近、「好きなことを仕事にする」「自分をコンテンツにする」という生き方がいろんなところで提唱されているように感じています。

私もその考え方に賛成ですし、自分自身もそうやって生きていきたいと想っています。

しかし、いざ「自分の好きなこと」だけを行動していても、なかなか仕事にならないし、少し空回りしている気すらします。

このキャッチコピーと実際の行動にギャップがあるのです。

なんでこうなるのかな?と想ったとき、

「考える」ことが足りていなかったんだということに気づきました。

好きなことを仕事にする→よしじゃあ好きなことをやろう!

ではなくて、

好きなことを仕事にする→じゃあ好きなことでどうしたら相手に喜んでもらえるかな?役にたつかな?と考える→その上で好きなことをやる!

このワンクッション考えることが大事なんだと思いました。

うまくいってる人は大抵そうやって一旦自分に問いかけて考えた上で行動しているような気がします。

***

 

この本をきっかけに、普段よりちょっと意識して考えてみませんか?

例えば、

「この時代にあなたが必要だと思う力はなんですか?」

思い浮かべるだけでなく、書き出してみましょう。

きっと何か気づきがあるかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

わたしの本棚 管理人。 1978年生まれ 大学卒業後、ITベンチャー企業の経営者 →2018年社会起業家へ転身 。 NPO法人アンリーシュの創業・代表。 趣味:読書、オンラインコミュニティ研究、など 好きな作家:村上春樹、平野啓一郎、石田衣良、西野亮廣、見城徹、 堀江貴文 他   【読書にはまったきっかけ】 時間を持て余していた大学時代に、図書館で村上龍のコインロッカー・ベイビーズに出会い、読書にのめりこむ。 その後村上春樹作品に没頭し、青春時代に多大なる影響を受ける。