こんにちわ!マコ@makoandbookです。
今日は山口拓朗さんの「うまくはやく書ける文章術」を紹介します。

山口さんの本は前回の「そもそも文章ってどう書けばいいんですか?」に続いて2回目の書評です。
「そもそも文章~」はいろんなタイプの文章(例えば、社内外へのメールの送り方や報告書やブログ記事の書き方など)について基礎的なスキルをわかりやすく教えてくれていました。
今回の「うまくはやく書ける文章術」は、ブロガー・ライターさんが中心に参考になるそうな内容がぎっしり詰まっています。
目次
この本から学んだ3つのことをご紹介!
1:うまい文章とは目的を達成できる文章
第1章の冒頭に出てくる言葉。
例えば、
Aさんが案内はがきを書く目的はお客さんにセールに来てもらい、その場で商品を購入してもらうこと
Bさんが速読のノウハウを書く目的はブログ読者のノウハウを体得してもらう
など文章には目的があり、「目的を達成する」という意識をもつだけで「書くべき情報」が手元に集まったりしてきます。
うまい文章を書くには、「私が今この文章を書く目的は何だろうか?」と自分に問い、答えをだすことが第一歩です。
という内容。
これまで自分の好きなこと、自分の書きたいことを書くという独りよがりな発想で文章を書いていたことに気付きました。
この章を読んでから、この文章は何のために書くのか?をなるべくシンプルに考えるようにしました。
ちなみにこの記事は、紹介している「うまくはやく書ける文章術」を読んでいただいて読者の方の文章力がUPすることを目的にしています。
2:情報シャワーには防衛シールドを!
第2章の後半に出てくる考え方。
今は情報収集がしやすい時代です。インターネットと使いやすいスマホの影響が大きいと思います。
その反面、取らなくてもよい情報、取らされてしまう情報も入ってくるようになり、その多くは「ノイズ」のようなものだと著者は考えています。
情報のシャワーを浴びているとき、いかにも重要な情報をインプットしているように感じるが、「受け身のインプットする情報=自分にとって重要な情報とは限らない」
このことはとても実感できるんです。プッシュ通知の設定の仕方によっては何度も何度も確認してしまったり。
まとめて1日1回のチェックでよかったのにと思うこともあります。
また、LINEやTwitterなどのSNS系は「今すぐ確認しなければならない緊急なこと」でないにもかかわらず、通知が来るとついつい確認して返信などに時間を使ってしまいます。
LINEやTwitterを一日中していたという経験もありませんか?
こういう情報のシャワーに対してはしっかり防衛シールドを張ることが大事だなと思います。
3:書く前の準備が大切
このテーマは4章の重要テーマです。
「よし!記事を書こう」と思った時、いきなり書き始めていませんか?
僕はこの本を読むまでそうでした。
その結果、うまくいかないことがたくさんありました。
- まとまりのない文章になる
- 途中で論点がずれてしまい、読みにくい文章になる
- 記事を書きあげるのに非常に時間がかかる
- 途中でやめてしまう。(書き上げることができない)
などです。
これらは全部、文章を書く前の準備が不足しているからこうなるのです。
著書では、書く前の準備に力を入れる項目として
- 読者ターゲットを明確にする
- 読者ターゲットのニーズを把握する
- 文章の目的を明確にする
- 文章の反応を決める
- メッセージを一つに絞る
- 文章の切り口を工夫する
- 文章レベルを決める
- 文章のテイストを決める
と8つの項目を挙げています。
具体的にこれらの項目をどう準備すればよいのか、本著に書かれているのでチェックしてみてくださいね。
現代は文章を書くことが増えている。だからこそしっかりした文章術を!
現代はスマホ・SNS・メールなどの広がりで、文章を入力する機会が以前よりも増えました。
文章だけで会話をする”テキストコミュニケーション時代”では、文章がもとで誤解を生み、トラブルにつながることもしばしば見受けられます。
また、要点の得ない長いだけの文章や、自分の主張に偏った独りよがりな文章は、読む側の時間を奪い、ストレスを感じさせてしまうこともあります。
そうならないためにもしっかりとした文章術を身に着けておきたいものです。