こんにちは、まき貝。です。
今回は、声を出して何度も笑ってしまった、こちらの本をご紹介いたします。

堀江貴文さん(@takapon_jp)と西野亮廣さん(@nishinoakihiro )の『バカとつき合うな』です。
私のまわりでも『バカつき』と略され、認知度が高まっているのを感じます。
書店では、どの店舗でも目立つ場所に置かれているので、目にされた方もいらっしゃると思います。
どんな本? ~共感の連続、時々ギクリッ~
この本では、堀江貴文さんと西野亮廣さんが交互にいろいろなタイプの「バカ」を紹介しています。
「いるいる!こういう奴いる!」と心の底から共感して大笑いする反面、「これ自分のことじゃん・・・!」とギクリとするなんてことも。
ざくざくバカを斬っていくお二人の軽快な文章。
私はとにかく笑ってしまう頻度が高かったため、途中から読む場所を家に変更し、豪快に笑いながら読み進めていきました。
でも、読み進めていくうちに、この「バカ」という表現は読み手に与える印象を変えていきます。
本書はタイトルの通り、堅苦しい本ではありません。最初から読んでもいいし、バカと聞いて真っ先に思い浮かぶあの人が該当しそうなパートから読んでくれても結構。きっと笑えます。
本書のラストでは、ぼくたちふたりと「バカ」という言葉は、別のかたちであなたと再会します。お楽しみに。
「はじめに」の堀江さんの言葉です。
たくさんの「バカ」を堀江さん、西野さんと大いにバカにしてみましょう。
そしてどんな「バカ」なら良くて、どういう「バカ」はいけないのか、
みなさんも一緒に考えて、そして行動に移してみませんか。
「バカ」とつき合わない ~実践編~
とにかくたくさんの「バカ」が出てくる本作。
中でも、わたしが距離を置きたい「バカ」がこちら。

我らがわたほんの管理人、マコさん(@makoandbook)も同じ「バカ」を取り上げていました。
(詳しくは コチラ)
たとえば、電話をかけてくるバカ。
電話は、他人の時間に割り込みをするツールです。あなたが電話をかけるとき、相手は必ず何かほかのことをしています。
いまはほとんどの人がスマホを持っている時代です。連絡やちょっとした打ち合せは、LINEやメールやスラックで十分。それらを使うほうが、相手の時間に強制的に割り込まないという意味で、礼儀正しいコミュニケーションです。
だからぼくは、電話はいっさいとらない。簡単に他人に電話をかけるという時点で、そいつは他人の時間を奪っていることに無自覚なバカということ。そんな人間とは仕事をしたくありません。
そうなんです。
電話文化の皆さま・・・。
(ここから少しダークまき貝。です)
あなたにとって、電話は問題が手早く片付く方法なのかもしれませんね。
ですが、相手の時間を奪っているという感覚はお持ちでしょうか。
それ、メールなら2文で終わる内容です。
毎度メールが届いてるかどうかを電話で確認してくるのもやめてもらえませんか。
(初回ならまだしも、もう何年もメールのやり取りしてますよね?)
この「バカ」との対応を見直すべく、「行動」を開始。
ぼくは、企画を思い立ったらすぐに実行する。やりますと宣言してしまう。
これは別のバカを紹介したときの西野亮廣さんの言葉。
私も先に宣言してしまおう。
というわけで、私は先日、オフィシャルな場面で「電話を極力使用しない」ということを明言しました。
私が属している業界で「電話を使用しない」というのはほぼ無理なことだと思われています。
しかし、宣言。
感情論で説くのではなく、今まで電話によって受けた弊害や、相手に与えるデメリットを挙げ、電話に頼らずともクオリティを落とさない、むしろ上げるし、上がるんだと説いたうえで、脱電話宣言をしました。
「まき貝。は電話のやり取りは好まない」
やんわりと外部に浸透させ、ようやくメール等でのやり取りにシフトし始めました。
その分集中して作業できる時間が格段に増えたのを実感しています。
注)私は普段は人と話すのが大好きです!
「バカ」にならない ~実践編2~
ギクリとしたのがこちらの「バカ」。

こちらはさっちーさん(@hasebe_sachiko)も取り上げていた「バカ」。
(くわしくは コチラ)
ここにあげられている「善意」は読み手に分かりやすい例(被災地に千羽鶴を送る等)があげられていますが、この「善意」は人によって種類が異なり、非常に厄介です。
「善いこと」と思い込んでしまっていますから。
自身が良かれと思って行動したこと。
それは、実は独りよがりで相手に迷惑をかけている、この本でいうところの「バカ」に該当しているのかもしれない。
「相手の為に」と思ってする行動は、まず一度ブレーキをかけて「本当にそれ相手の為になってる?」と自問するようになりました。
やしろあずきさんの挿絵

いたる所に出てくるやしろあずきさん(@yashi09)の挿絵が、笑いのトリガー的役割も果たしているように思います。
その表情を見ているだけでふつふつと込み上げてくる笑い。
ユーモアたっぷりの挿絵の数々も、こちらの本の良いスパイスになっているのではと感じます。
(最後のほうの堀江さんと西野さんを表現したイラストが私はツボです)
最後に ~いい「バカ」に向かって~
「バカ」
言われるのも言うのも良い印象の無かった言葉です。
ですが、こうもバカバカ言われているともはや清々しく感じられます。
読み進めていくうちに、いい「バカ」と悪い「バカ」がいることに気付かされます。
どちらになるかは自分の行動次第。
堀江さんも西野さんも、常に読者に行動しようと言っています。
本を閉じた時、あなたは行動せず、悪い「バカ」になってしまうのか。
それともいい「バカ」に向かっていくのか。
それは全て行動次第。
時代により「バカ」の捉え方は変わっていくでしょう。
最強のイノベーター堀江貴文さん、そして今最も注目される天才西野亮廣さんが考える「バカ」を一緒に覗いてみませんか。
きっと最先端な考え方を「バカ」という表現を通して見ることができますよ!