こんにちは。
まき貝。です。
ここ数ヵ月、書店の目立つ場所に鎮座する、
分厚い本が気になっていました。
白地に艶やかな黒文字で書かれた「amazon」の文字。
シンプルなデザインに目を奪われます。
帯には「この一社さえ知ればいい」とある。
何がいいんだろう?
この本は何の本なんだろう。
流行ってるようだし、読んでみるか。
そんな気持ちで読み始めた本でしたが、
アマゾンという会社の面白さに、
ページをめくる手が止められませんでした。
というわけで、
今回はこちらの本をご紹介させていただきます。

大げさではない「この一社さえ知ればいい」という言葉。
この一冊で、大きく二つのことがわかります。
1、アマゾンという最強企業について
2、「今」と「未来」の経営・経済の動きについて
それだけではない、地球を征服する勢いのアマゾンに、
まるでエンターテインメントのように感じるワクワクと恐怖。
本当に「この一社さえ知ればいい」、
そんな本だったのです。
常に進化を遂げるアマゾンだからこそ、
明日には新たなビジネススタイルを打ち出してくるかもしれません。
内容が古くなってしまうその前に、ぜひアマゾンの世界を覗いてみませんか。
どんな内容?
秘密主義といわれるアマゾンのビジネスモデルや各事業の内容が、
数字や文章、図解などで記され、初心者にもわかる丁寧な解説、
著者独自の分析で構成されています。
経済苦手という方、ぜひ。
一見すると経営層や経済に興味がある人向けのようですが、
それは、もったいない!
むしろ、経済や数字が苦手な方にこそ、読んでいただきたい一冊です。
お恥ずかしながら、私は数字が大の苦手。
時価総額?
え?
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書。
え~っと、ん?
と言った有り様で、学生時代から社会人になってからも、経済関連の話題からはとことん逃げ回っていました。
「私には理解できないこと」と勝手に決めつけていたのです。
この本も読み始めた瞬間は、
なんて本を買ってしまったんだ、
経済系の本だったのか。
と気が重くなりましたが、一転。
そんな私にも「読める、理解できる」ように書いてあり、
「知るって楽しい、面白い」、
「アマゾンという企業をもっと知りたい」と、
貪るように読み進めてしまいました。
初心者が「ん?」となるポイントがしっかりとおさえられ、
「ん?」となった直後にすぐ解説文や図解が出てきます。
▼たとえば、時価総額。

とてもわかりやすいと思いませんか。
「え!そうなの?」の連続
皆さんはアマゾンといえば、どんなことを思い浮かべますか。
私はこの本を読むまで、
・ネット販売
・kindle
・プライム会員
と言った数少ないキーワードだけでした。
それが、この本を読むと、
「え!そうなの?」、
「え!アマゾンはそんなこともやってるの?」
の連続です。
普段見ているアマゾンはほんの一部。
本を読み進めるうちに、
ようやくこの企業の輪郭が浮かび上がり、最強と呼ばれる理由を思い知らされます。
他社の追随を許さない、
飛ぶ鳥は落とす前に、勝手に落ちる、
そんな印象すら与えるアマゾンのビジネスモデルに、
「アマゾン帝国」
という言葉が頭をよぎります。
そして、アマゾンを知ることでワクワクした気持ちも、社会人という立場から考えると一転します。
いつ何時、自分が身を置くビジネス領域が脅かされるかわからない、
そんな見えない恐怖を感じるからです。
最後に
アマゾンが掲げるのは、「地球上で最もお客様を大切にする企業」である
アマゾンは「地球上で最も豊富な品揃え」をスローガンに掲げる。
これはジェフ・ベゾスがシアトルで起業し、オンラインの書籍販売を始めたころから変わらぬ目標だ。
地球規模で発想され誕生する事業の数々、
惜しまず行われる先行投資の規模、
その内容には、度肝を抜かれることばかりです。
この企業、本当に面白いし・・・怖くもある。
明日になれば、誰も見たことのない
新しいアマゾンの姿が出てきてもおかしくはありません。
そんな企業が存在していることを知る、
それだけでも「今いる世界が全てじゃない、世界は広い」と実感させてくれます。
皆さんにも
「え!そうなの?!」
の驚きを味わって欲しいという気持ちから、
全体を通して、内容の説明は最低限とさせていただきました。
(アマゾンの秘密主義を真似てみました)
ぜひ、お手にとってみてください。
きっとアマゾンに夢中になってしまいますよ。