自分らしく生きることの難しさ キム・スヒョン 著 『私は私のままで生きることにした』

ご無沙汰しておりました、もるです。
随分と長い夏休みをしていたような・・・(nヵ月ぶりの更新です)

最近はエッセイを読むことが増えました。
イラスト系の絵本を読むことも!

その中で色々と読んだのですが、イラストも内容も素敵だった本がこちらの「私は私のままで生きることにした」です。
韓国のイラストレーターの方が書いたエッセイです。

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隣国だけど結構違う韓国の社会性

韓流ファン!というわけでもないですが、韓国事情の本は結構気になって読んでいたりします。
わたしの姉は韓国に留学してそのまま働いて結婚して・・・と、
日本に帰ってきたときは韓国人に間違えられてしまうくらい。

そんな姉から韓国の話はよく聞いていて、身近な国の一つです。
良いことも(人情が厚い!ご飯が美味しい!おしゃれなカフェたくさん!)
ちょっと違和感なことも(日本以上にかなり学歴社会、新卒の就職率の低さ、美容整形など)

学生のとき、韓国人の友達がほろっと、
「どんなに頑張っても、上には上がいるから終わりがなくて」とため息をついていたのを思い出しました。

良いところに就職したくてTOEIC900点取っても、同じスコアの人はゴロゴロいた

海外の企業でインターン経験を積む、更に強い人と並ぶ

・・・以下切磋が続く

「そこまでするんだ・・・」
と思うとの同時に、自分の周りの標準が上がるごとに追われるように上を目指すことのゴールって何だろう、、と思いました。

日本人は協調性があって空気を読むからチームワークが良い、と言われるように、
同じような協調性意識が韓国にもあって、それは周りの標準に自分を合わせるとか、生活レベルとか、そういったものをすごく意識して生活しているのかもしれないな、と感じます。

「私は私のままで生きることにした」

知らぬうちに埋め込まれた固定概念

差別は、差別する側には羞恥心を、差別する側には不安を抱かせる。結局、誰の助けにもならない。

「勉強しないとあんな風になるよ」と使われた例え話に、小さい頃慣れてしまっていた人も多いと思います。

心の奥に差別と蔑視を抱き、努力すること。
そこには学ぶことも喜びも、好奇心もなく、不安材料を解消するために。

人生にはいろんな道があって、生き方があるのに、そこに「水準」を決めつけて自分の人生に首を絞めているかもしれないなあと思いました。

大人の思春期

子どもの頃、車に乗っていると、
太陽が自分を追いかけてきているように思えた。
自分もいつか、大好きなセーラームーンのようになれるんじゃないかとワクワクした。

けれども、現実の私は平凡な大人になった。
華々しい人生ではないし、この上ない自由を味わっているわけでもない。

でも考えてみれば、平凡な大人の一人になったという事実に気づき、
子どもの頃から抱いていた理想を手放すと、
その時から大人の思春期がはじまる。

大人になると、特に必死に生きなくても、懸命に何か目標に向かわなくてもよくて(そもそも自分に目標あったっけ、、)
だって何となく生きていても、誰も責めてこないし、問いただしてもこないし、
人生は案外無難で無害かもしれないなあ。と、ここ半年思ってちょっと落ち込んだり、そんなものなのかと思っていたりしました。

大人の思春期は、自分の平凡さを認めて、
そのなかで自分の人生を満たすことができた時終わりを迎える。

今は自分が日々、微々であれどしたかったこと、好きなこと、向き合うこと、
少しの進歩にも、ありきたりだと思う日常もワクワクする種を見つけることが増えて、楽しいです!

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日本人にも共感することがたくさん

このエッセイには韓国の時代背景や考え方、たくさん書かれていますが、
驚くほどに、日本と似ている・・・!と思いました。

いろんなエッセンスが散りばめられている可愛らしい本です。

ぜひどうぞ・・・!

ABOUTこの記事をかいた人

鹿児島出身、関西在住。社会人2年目。 わたしの本棚 ライター 好きなジャンル:恋愛、ビジネス、エッセイ 好きな著者:江國香織、森絵都、東野圭吾、伊坂幸太郎、吉本ばなな、はあちゅう(敬称略) 商社でプロダクト関連のデザインのお仕事をしています。 書くこと、デザインすることをお仕事にしていきたく奮闘中・・・!
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