世界35ヶ国で翻訳され、読みつがれる永遠のベストセラー小説 吉本ばなな 著『キッチン』

こんにちは!もるです。

「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」

の冒頭から始まるストーリー。
吉本ばななさんの処女作であり、今や世界35ヶ国で翻訳されているベストセラー小説です。

・辛いことから乗り越えること
・死や孤独という避けられないもの

この「キッチン」では、それぞれの主人公が大切な人の「死」と向き合い、乗り越えていく過程の優しさや強さが描かれています。

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あらすじ

主人公のみかげは唯一の肉親の祖母を亡くしてしまう。
悲しみで何もできず過ごしていると、ある日、田辺雄一という青年が訪ねてくる。
雄一は生前の祖母の知り合いだった。
「しばらくうちに来ませんか」という彼の申し出になぜか乗ってしまったみかげは、
雄一と彼の‟母”と3人で暮らし始める…

この小説は3部構成となっていて、
1「キッチン」ではみかげの祖母の死
2「満月」では雄一の母えり子の死
3「ムーンライト・シャドウ」では恋人の死

と、「死」や「孤独」がテーマとなっています。

主人公が考える幸福とは

 

「幸福とは、自分が実はひとりだということを、なるべく感じなくていい人生だ」

大切な祖母の死の経験し、孤独を身を以て分かっている主人公だから言える言葉と思います。

この後に続けて主人公が言います。

「私も、そういうのいいな、と思う。エプロンをして花のように笑い,料理を習い、精一杯悩んだり迷ったりしながら恋をして嫁いでゆく。そういうの、すてきだな、と思う。美しくてやさしい。ことにひどく疲れていたり、ふきでものができたり、淋しい夜に電話をかけまくっても友人がみんな出払っていたりする時、生まれも育ちもなにもかも、私は自分の人生を嫌悪する。すべてを後悔してしまう。」

当たり前に家に帰れば家族がいて、悩んだときは相談に乗ってくれる友人に囲まれていること。
普段の生活だと「当たり前」と思ってしまいがちなことかもしれませんが、
実はとても幸福で、暖かい人生なんだろうと、再確認できました。

 

 

 

当書籍は、読書感想文などで昔読んだことがある方も多いかもしれません・・・!(私は今回初ですが)
小さい頃に読むのと、大人になって読むのとではまた違う部分で共感しそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

鹿児島出身、関西在住。社会人2年目。 わたしの本棚 ライター 好きなジャンル:恋愛、ビジネス、エッセイ 好きな著者:江國香織、森絵都、東野圭吾、伊坂幸太郎、吉本ばなな、はあちゅう(敬称略) 商社でプロダクト関連のデザインのお仕事をしています。 書くこと、デザインすることをお仕事にしていきたく奮闘中・・・!