コミュニケーション能力とは何か?ー平田オリザ 著『わかりあえないことから』

コミュニケーション能力ってなんだろう

経団連の調査だと、企業が新卒採用にあたって最も重視している能力とは、
9年連続で「コミュニケーション能力」がトップであり、その漠然とした「コミュニケーション能力」について考えてしまう若者も多いと思います。

そして、それに伴って多くの中高年の人が、「近頃の若者はコミュニケーション能力がない」と嘆く光景も増えました。

しかし、これは本当にそうなんでしょうか?

本当に必要なコミュニケーション、対話をすること、わからないことを認め合うこと
ただの協調性などではなく、コミュニケーションという曖昧な言葉に対するベストセラー哲学書です。
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)

 

個性のつもりでも

本当の自分なんてない。私たちは、社会における様々な役割を演じ、その演じている役割の総体が自己を形成している。

私たちは各々生きる環境の中で、自分に合う・見合う「キャラクター」を持とうとしてしまう。
それに沿って生活することを、無意識のうちにこなすようになっていくと著書では書かれています。

「伝える」から「伝わる」に変わるには

では、その「伝えたい」という気持ちはどこから来るのだろう。私は、それは、「伝わらない」という経験からしか来ないのではないかと思う。

何かを本当に伝えたいと思う時、そこには感情が気持ちが加わることが多い。
一生懸命用意した資料でも、棒読みになってしまっては伝わらないことが多く、そこに、「伝えたい」という気持ちが入ることが大切だと書いてあります。そして、この気持ちは、伝わらなかったという経験から学びます。

就活におけるコミュニケーションとは

 

私は、自分のクラスの大学院生たちには、常に次のように言っている。
「世間で言うコミュニケーション能力の大半は、たかだか慣れのレベルの問題だ。でもね、20歳過ぎたら、慣れも実力のうちなんだよ」

「私にはコミュニケーションが足りない」

「人見知りだからちょっと・・・」

などと、コミュニケーションの足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。
ですが、人見知りの人でも営業マンをしている人は万といます。人前でリーダーシップをとっている人もいます。
それは単に、「慣れているか」どうかの問題だと書いています。

 

対話や現代のコミュニケーション、外国語など
わかりあえないを前提に様々な視点からコミュニケーションについて書かれています。
ぜひ拝読ください・・・!:

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鹿児島出身、関西在住。社会人2年目。 わたしの本棚 ライター 好きなジャンル:恋愛、ビジネス、エッセイ 好きな著者:江國香織、森絵都、東野圭吾、伊坂幸太郎、吉本ばなな、はあちゅう(敬称略) 商社でプロダクト関連のデザインのお仕事をしています。 書くこと、デザインすることをお仕事にしていきたく奮闘中・・・!