”常識人間” を捨てることができるか。岡本太郎 著『自分の中に毒を持て』

岡本太郎さんと言えば、日本を代表する芸術家の1人で、
「太陽の塔」で知っている人が多いと思います。

著者は、常識や慣習にとらわれて生きることに苦しみ、幼少期から食いの残らぬようがむしゃらに生きようとしてきました。
本書ではその模索の経緯から、読者に対しても、「あなたは本当に生きているか?」ということ問います。

岡本太郎さんが好きまたは好きでなくても、
この著書の中には、生き方や、考え方を岡本太郎さんから学ぶことが多くあると思います。

人生に迷いがある方にオススメです。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)

 

岡本太郎の人生

父親は漫画記者だが、付き合いで収入を使い切るほどの放蕩ぶり。
母親は世間知らずのお嬢様で家事や子育てがろくにできない人物。
そんな家庭環境からか、東京・青山にある青南小学校に入学したが、なじめず1学期で退学。その後も何度か転校を繰り返す。

絵が好きで幼少期からを多くの絵を描いていたが、
中学の頃に「何のために描くのか」という疑問に悩む。
慶應義塾普通部を卒業後、画家になるのを迷いながらも、東京美術学校に入学。
父親が仕事の用事でパリに行くことになり、岡本太郎もパリで10年間過ごす。
「何のために描くのか」という疑問の答えを求め、民俗学を学び始めた。

その後、ピカソに憧れ、勉強を続け、1954年ベストセラーを生み出し、のち「太陽の塔」を作る。(wikipediaより引用)

体当たりで生きる

 

自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。その一瞬一瞬に賭けて、ひたすらやってみる。それだけでいいんだ。また、それしかないんだ。

 

情熱というものは、”何を”なんて条件つきで出てくるもんじゃない、無条件なんだ。
何かすごい決定的なことをやらなきゃ、なんて思わないで、
そんなに力まずに、チッポケなことでもいいから、心の動く方向にまっすぐに行くのだ。失敗してもいいから。

失敗を怖れて、やりたいことに挑戦しないという選択を選んでしまいがち。
ですが著書では、いつまでも「いずれそうします」といい、一生やらずに過ごしてしまっていることに疑問を呈しています。

 

特別な人間などいない

画家にしても、才能があるから絵を描いているんだとか、情熱があるから行動できるんだとか人はいうが、そうじゃない。逆だ。何かをやろうと決意するから意志もエネルギーも噴き出してくる。何も行動しないでいては意志なんてものありゃしない。

今や誰もが知っている著者ですが、ただ行動するかしないか、意志があるかないか、
モチベーションや才能が最初からあるのではなく、行動や継続の結果なのだと著書では書かれています。

最後に

生き方、考え方に対してハッキリした姿勢を持っている岡本太郎さんだからこそ、
人々の迷いや不安に対して、指針を与えてくれるはずです。

私は学生時代に、この本を読んで何度も励まされました・・・!