ジャニーズという色眼鏡をとっぱらって。加藤シゲアキ 著 『傘をもたない蟻たちは』

こんにちは。はなこ(@hanakoxhakko)です。

NEWSというジャニーズアイドルでありながら、小説家である加藤シゲアキ作品をご紹介します。

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所詮ジャニーズでしょ…(ジャニーズファン申し訳ないっ!)と思って手に取ってない方が正直多いのではないでしょうか。

アイドルではなく小説家

数年前、彼のデビュー作「ピンクとグレー」をミーハーな気持ちから手にしました。
しかし、期待をこえたストーリーに私はポロポロ涙流しながら長編を読み終えました。
なんといっても比喩がうまく、言葉が美しかったことを覚えています。
その後も渋谷サーガと呼ばれる芸能界、渋谷を題材した3作品を発表し、
フィクション、もしかしてノンフィクションなの?と思わせる紙一重のストーリーにを右往左往させられてしまいました。

前置きが長くなってしまいましたが、この短編集は、ジャニーズがこんなこと書いて大丈夫なのでしょうかと無駄に心配してしまうほど、性描写もありきの作家らしい短編集でした。

性と生をテーマにした6編

脱サラした男性の話「Undress」
新婚男性と高嶺の花の女性の駆け引き「インターセプト」
イガヌという謎の生き物を食す「イガヌの雨」
この三作品が好きでした。
恋愛、SF、サスペンス・・・1冊の中に様々なジャンルの話が出てくるので読んでいて飽きがきません。

ドラマ化もされているみたいですよ。

ストーリーを掘り下げていくと、ネタバレしそうなので紹介だけにしますが
とくに上記3作品では、人は自分の意思で決断し、そのように運命が動いていると思っているようで実は誰かの手によってうまく操られているのかもしれないサスペンス交じりの恐怖を感じました。

文庫版はもう1編追加されているそうです。

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最後にちょっと余談

個人的にタイトルの意味がどうもわからず調べてしまったところ、インタビューで答えていました!!

 

ABOUTこの記事をかいた人

福岡県在住、発酵愛好家の管理栄養士。 好きな文筆家は江國香織、柚木麻子、平野啓一郎、東野圭吾、松浦弥太郎、服部みれい ジャンル問わずなんでも読みます。 本屋と図書館巡りが好き。 自分の気持ちに合わせてそのときに読みたい本を読む。