クリスマスに向けて読みたい1冊。百田尚樹 著『輝く夜』

気づけば12月も半ば。

そして迫るクリスマス。

今回はそんな迫るクリスマスに起こる様々な日常が描かれている5編の短編集をご紹介します。

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実は百田さんの作品、これしか読んだことがないので、
他と比較しようがないのですが、こんなテイストを書く方なのかと意外でした。
(永遠の0や海賊と呼ばれた男のイメージです)

ちょっとしたファンタジーのような
でも読んでいるうちに実際に街のどこかでは
こんな奇跡が起きてるかもなんて思わせるような
読んだ後にすっごく幸せになれるハッピーエンドばかりのお話です。

師走で忙しくしている方への心休めにおすすめの本です。

 

もう、どの話も結末まで語りたいのですが
それだと楽しみもないのて
1番お気に入りの「タクシー」のお話を少し。

クリスマスに乗るタクシー

恋人がいないクリスマスは
日本ではなんだか悲哀の象徴のようにみられ、
そして、恋人の有無にかかわらず大人になればなるほど、
クリスマスという行事に淡泊になりつつあるのではないでしょうか。

平日で普通に仕事して、残業して帰る。
ちょっと酔っぱらってタクシーに乗った女性が
過去の恋の思い出を運転手さんにぶつぶつと話しかけるお話。

あらすじ

主人公の依子は以前女友達といった沖縄の離島で、一人の男性を巡り合いました。
でもあくまでも旅先での出会いと割り切って、
2人とも仕事は「スッチー」と名乗り、嘘ばかり並べて過ごしました。

東京に戻った依子は、離島で出会った男性と何度か会いましたが
あくまでも「スッチー」として。
高級ディナーやブランドバック。仕事柄おかしくないように振る舞う日々。

強く彼に惹かれてしまう一方で
同じくらい嘘をついて付き合うことへ罪悪感にさいなまれる日々。
結局は、突如クリスマスにお別れすることになり(ここのストーリーも涙もんです)
もう2度と会うこともなくなったのですが、
彼にうそをついていた罪悪感、楽しかった思い出、今彼は何をしているのか。
クリスマスがゆえに思い出がよみがえり、とりとめもなく運転手に語っていきますが
彼は無反応。

はい!この辺で!!

この後繰り広げられる展開はお楽しみです。

1話ずつゆっくり味わってはみては?

どのストーリーにもちょっとしたオチがあって、読み終わるころに
「あぁなるほど!」と思うはずです。

クリスマスに向けて1話ずつ読んでいくのも良いかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

福岡県在住、発酵愛好家の管理栄養士。 好きな文筆家は江國香織、柚木麻子、平野啓一郎、東野圭吾、松浦弥太郎、服部みれい ジャンル問わずなんでも読みます。 本屋と図書館巡りが好き。 自分の気持ちに合わせてそのときに読みたい本を読む。