わたほんブックアワード2019 環編

こんにちは、環(@echo3i_r)です。
わたしの本棚での特集記事として、今回は2019年に読んだ本の中で心に残ったものについてご紹介します。

白銀の墟 玄の月 / 小野不由美

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新潮社
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以前、ご紹介した『月の影 影の海』や『図南の翼』からなる、十二国記シリーズの最新刊です。
長くつづくシリーズ、そのクライマックスということもあるけれど、
ラスト100ページの怒涛の展開、そして読み終えた時の達成感に酔いしれました……。

【あらすじ】
戴国に麒麟が還る。王は何処へ――乍驍宗が登極から半年で消息を絶ち、泰麒も姿を消した。
王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。
案じる将軍李斎は慶国景王、雁国延王の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。
今、故国に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。―白雉は落ちていない。
一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる!
<BOOKデータベースより>

全部で四巻あるんですけど、最後の最後まで苦難の物語として描かれているように感じて、
生きることを綴る十二国記らしい物語だ、と思いました。

2020年には短編集も発売されるそうです……!
その日を楽しみに余韻にひたりながら待ちたいと思います。

そして、バトンは渡された /  瀬尾まいこ

2019年の本屋大賞受賞作です。
今年3月に記事も書いたのですが、今年いちばん心が動かされ、泣いたのがこの本でした。

愛が溢れる新しい家族小説。 瀬尾まいこ 著 『そして、バトンは渡された』

私はこの、“明日がふたつになる”という表現が、とても心に残っています。

「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。
親になるって、未来が二倍以上になることだよって」

 

善良と傲慢 / 辻村深月

現代における結婚観、人生観を問う。 辻村深月 著 『傲慢と善良』

本の帯では“圧倒的恋愛小説”と紹介されていて、確かにこれは圧倒的なまでにパワーを持った恋愛と人生についての小説だと思います。
『善良と傲慢』は、た多くの人にとって棘を突き刺すようで、救ってくれる優しさをもった小説だと思いました。

「ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る、皆さんご自身の自己評価額なんです」

 

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。 / 幡野広志

自分の“家族”は、自分で選んでいい。 幡野広志 著 『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』

“家族”を選ぶ、ということを私はこの本を読むまで、考えることもしませんでした。

ぼくの人生(命)についての株式は、51パーセント以上、ぼくが持っている。
ぼく以外の誰ひとりとして、勝手に決議をすることはできない。
仕事、就職先、どこに住むか、誰と付き合って誰と結婚するか、決めるのはすべて筆頭株主であるぼくだ。
自立とは、「自分の筆頭株主になること」なのだ

自分自身が生きる道を選択する覚悟と、自分の人生に対して責任を持たなければいけないとこの本を読んで感じたのですが、そういうことって誰かが教えてくれるものではない。
私はこの本に出会えて、幸せだなと感じました。

番外編 漫画をたくさん読んだ年でした

今年はいろいろ漫画を読んだ年でした。
いずれちゃんと紹介したいと思っている漫画を、少しここでも書こうと思います。

ワールドトリガー / 葦原大介

小説含めて、今年出会った作品のなかで1番面白かったかもしれない……。

作品のキャッチコピーは『遅効性SF』
(このコピーは出版社やコピーライターが作ったものではなく読者が作ったもの。
それが本の帯としても採用されていたりして、企画の多彩さも私は好きです。)
サイエンス・フィクションのSFというより、個人的には藤子・F・不二雄氏の造語 少し不思議、のほうが近いと思っています。

【あらすじ】
異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。
そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。遊真の行動に振り回される修の運命は!? 最新型SFアクション始動!

【後日追記】
2019年12月18日まで、ワールドトリガー1巻~4巻がジャンプBOOKストアで無料で読めます!

ワールドトリガーの推しポイントのひとつが、この「4巻まで」で、
ストーリーのルール説明というかチュートリアルになっているんですね。
で、5巻以降が全力で面白いんです。
漫画の構成が面白い、上手いとしか言えないんです。

全人類に読んでほしい……。
http://jumpbookstore.com/item/SHSA_MG01F0000034789P_57.html

 

 

呪術廻戦 / 芥見下々

読む人を選ぶとは思うんですが、強くお勧めしたい作品です。
現代社会に息づく「呪い」という怪異を扱った漫画なんですが、絶妙に人間くさいキャラクター達と独特のセリフまわしの虜になりました。
まず1巻手に取ってみてほしいです。

私のお勧めは、紅一点の釘崎野薔薇。
ありがちな少年マンガのヒロイン像を見事に裏切り、めちゃくちゃ可愛くて男前で大好きですね。

【あらすじ】
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?

結びにかえて

読書ノートを見返してみると、今年は漫画を除いて58冊読んでいるみたいでした。
読みかけの本が何冊もあるので、今年中に読み終えたいなあと思っています。

来月、そして来年も引き続き本を読んで、書評も書いていきたいです。
長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

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福岡県出身、読書が好きな社会人。 なんでも読む雑食系ですが、ミステリーやファンタジーをよく読みます。特に上橋菜穂子/恩田陸/辻村深月(敬称略)など。 読書は生活の一部。 ご紹介する本が、皆さまにとって良き出会いとなりますように。
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